Windows 7 評価ガイド

情報への障壁を取り払う

Windows 7 では、検索機能がエンタープライズ インフラストラクチャと高度に統合されています。ユーザーはリモート データ ソースを検索したり、暗号化されたファイル内を検索できます。また、検索対象をローカルからエンタープライズ リポジトリに簡単に切り替えることができます。 IT プロフェッショナルは、グループ ポリシーを使用して重要な検索場所を公開することができます。さらに、 Windows 7 の検索では、[Exchange キャッシュ モード ] を無効にした場合の Microsoft Exchange Server での電子メールのインデックス作成への影響が大幅に軽減されます。

検索、ライブラリの検索、検索フェデレーション

「エンド ユーザーのための Windows 7 」で説明したように、[ スタート] メニューにある検索機能を利用すれば、エンド ユーザーは必要な情報を 1 つの場所から見つけることができます。 Windows 7 の検索結果は、関連性が高く理解しやすいので、ユーザーは検索対象の場所を簡単に絞り込んだり広げたりすることができます。検索フェデレーションは、ユーザーのPC を超えた検索をサポートし、すぐに利用できます。

開発者やIT プロフェッショナルは、検索エンジン、ドキュメント リポジトリ、Web アプリケーション、および専用データ ストアを Windows 7 から検索できるように設定できます。このとき、クライアント コードを記述/ 展開する必要はありません。これによってエンド ユーザーは、ローカル ファイルの検索と同じように、使い慣れたWindows インターフェイスから、簡単に企業のイントラネットやWeb を検索できるようになります。

Windows 7 のデスクトップ検索機能は、公開済みのOpenSearch 標準をサポートしているので、Web 開発者は、いくつかの小規模な更新を行うだけで、RSS リストへの既存の投資を活用して Windows 7 にすばやく結果を返すことができます。ほとんどの場合、 Web 開発者の作業はほんの数日で済みます。サーバーがOpenSearch の要求に応答できるようになったら、単純なデータ駆動型のインストール ファイル (OpenSearch 記述子) を使用して、Windows 7 の Windows エクスプローラーに検索結果を統合できます。これらのOpenSearch 記述子は Web サイトに置かれるので、ユーザーは現在のRSS フィードの購読と同様の方法でこれらをインストールできます。 Office SharePoint Server 2007 や多くのサードパーティ製品は既に検索フェデレーションをサポートしているので、企業はこの機能をWindows 7 ですぐに利用することができます。

企業の検索範囲

IT プロフェッショナルは、最大 5 つの検索範囲をユーザーの PC に展開できます。これによってユーザーに適切なデータ ソースを指定し、必要なデータを簡単に見つけられるようにします。企業の検索範囲は、ユーザーの[ スタート] メニューと、Windows エクスプローラーの検索結果の一覧の下に表示されます。

「検索結果」画面
フェデレーション検索の結果 ( ファイル プレビューを含む)

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