Windows の国際化とフォントと Windows 7 での仕様変更と開発者向け TIPS

かめがわ かずし (MS MVP Development Tools Visual C++)



1
| 2 | 3 | 4


この影響を受けているのは Windows のフォント選択ダイアログで表示されるフォントだけであり、.NET Framework の System.Drawing.Text.InstalledFontCollection クラスで取得できるフォント一覧には影響を与えません。Windows 7 には標準でインストールされているPowerShell を使ってシステムにインストールされているフォント一覧の取得を試してみましょう。
フォントの数だけであれば、わずか 3 ステップで確認することができます。

PowerShell でのフォント列挙

図 9 : PowerShell でのフォント列挙 (拡大図)

コントロールパネルのフォント一覧とは違った数値になっていますが、これは Franklin Gothic Book、Franklin Gothic Demi、Franklin Gothic Demi Cond などのように、コントロールパネルのフォント内では Franklin Gothic としてひとまとめに表示されているフォント名が個別にカウントされているために発生しています。 このように、今までのプログラムとは異なる、ちょっとした差が発生しています。非常に細かいところですが、これも Windows の操作性を上げるための工夫なのかと考えています。

注意
この機能はあくまでも Windows が標準で提供しているフォント選択ダイアログ (図 3) をそのまま使用した場合の動作となります。プログラム自身でフォントを表示するダイアログを用意している場合、インストール済みフォントが表示されます。

言語切り替え機能と隠されるフォント

日本語 Windows 7 ではこのように、あらかじめよく使われると思われるフォントだけ表示されています。では、他の国の言語ではどのようになっているのでしょう? Windows Vista 以降の一部のエディションでは、追加の言語パックをインストールすることにより Windows の表示言語を変更させることができます。もちろん Windows 7 でもこの機能は有効です。その手順を解説いたします。

表示言語のインストール機能

図 10 : 表示言語のインストール機能 (拡大図)

コントロールパネルの「地域と言語」から「表示言語のインストールまたはアンインストール」を選びます。

表示言語のインストール選択

図 11 : 表示言語のインストール選択 (拡大図)

「表示言語のインストール」を選びます。

入手元方法の選択

図 12 : 入手元方法の選択 (拡大図)

「Windows Update の起動」を選びます。

Windows Update のオプション更新

図 13 : Windows Update のオプション更新 (拡大図)

「33 個のオプションの更新プログラムが利用可能です」をクリックします。


ページのトップへ

ブックマーク

ブログにコピー

([Ctrl] + [C] でコピーしてください)