Windows XP MODE (応用編)

山田 章夫 (MS MVP Client Operating System Windows Desktop Experience)



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名前

図 4

図 4 (拡大図)

「名前」は仮想マシンの名前にあたり、複数仮想マシンを作らない限り、あまり変更する意味合いはないでしょう。逆にいえば複数作成する場合にはわかりやすい名称を付けておくと便利です。

メモリ

図 5

図 5 (拡大図)

「メモリ」これは仮想マシンの起動中は変更できない項目で、仮想マシンに割り当てるメモリを決めます。搭載された物理メモリの量と使用するアプリケーションの必要メモリを勘案して変更する必要があります。

ハード ディスク 1、ハード ディスク 2、ハード ディスク 3

図 6

図 6 (拡大図)

「ハード ディスク」ハード ディスク 1 から 3 まであり、仮想ハード ディスクを設定することができます。デフォルトでは Virtual XP のハード ディスクは差分にセットされています。 これは、複数のユーザーで使用する場合や複数の環境を作成する場合、差分だけを保存するためにここにハード ディスクを用意するより容量を少なくすることができます。

ディスクの復元
復元ディスクは、元の仮想ハード ディスクを変更せずに、仮想マシンの変更を別のファイルに格納するための一時的な記憶域を提供します。
この機能は常に状態で起動することでマスターの状態を保つような場合に使用します。(例、ユーザーに講習のため操作環境を常に一定にするなど)

DVD ドライブ

図 7

図 7 (拡大図)

「DVD ドライブ」では ISO イメージを使うか物理ドライブを使うか選択することが可能です。また、この設定は Virtual XP の起動中も変更することができます。

COM1、COM2

図 8

図 8 (拡大図)

「COM1」「COM2」物理コンピュータのシリアル ポートや名前付きパイプやテキスト ファイルを仮想マシンの COM ポートとして設定することが可能です。主に機械制御などに利用するケースが多いです。

ネットワーク

図 9

図 9 (拡大図)

仮想環境のネットワークの設定を構成します。

 

項目名 内容
内部ネットワーク 仮想環境間のみの閉じたネットワークを作ります。
共有ネットワーク (NAT) ホストのネットワークには参加させたくないが外部には繋ぎたい場合などに利用できます。また、ホスト側がダイヤルアップ等のモデムを利用した場合、ネットワークの項目には出てこないのでそういった環境でもネットワークに繋ぐことができるようになります。
INTEL(R) PRO Wireless3945ABGネットワーク コネクション 物理的に無線 LAN 環境がある場合のネットワーク アダプターを利用します。
Broadcom 440 10/100 Integrated Controller ホスト コンピュータが持っている有線 LAN アダプターを利用する場合に使います。
接続していません ホストのネットワークを使用しない場合に使います。
Loop Back Adapter Microsoft Loopback Adapter をホスト側に登録すると物理ネットワーク カードがなくても Microsoft Loopback Adapter 指定することで 仮想ネットワークのテストをすることができます。

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