Windows XP MODE (応用編)

山田 章夫 (MS MVP Client Operating System Windows Desktop Experience)



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USB タイプのイーモバイル通信カードを使用してみる。

ホスト コンピュータとは独立した環境でネットワークが接続できるかの実験のために Virtual Windows XP のネットワークの設定を「接続していません」を選択します。

図 19

図 19 (拡大図)

これでホスト コンピュータとはネットワーク経由での通信が取れなくなるので、インターネットへの接続が出来なくなります。

まず Virtual Windows XP を起動し USB 経由で D-02HW (イーモバイル) をパソコンに接続します。

図 20

図 20

上部の USB メニューより「HUAWEI Mobile 接続」を選びます。(ここでは USB メモリと異なり、接続前は「共有」ではなく「接続」となっています。
このデータ通信カードはリムーバブル ディスクと認識し、その中にドライバーを持っているのでインストールを行います。
セットアップが終了したらイーモバイルの通信プログラムを実行します。正常に接続が終了し、インターネットへの通信が可能になりました。
ただし、これはあくまでも Virtual XP 上でのインターネットの接続で Windows 7 上の Virtual アプリケーションでの動きではありません。

図 21

図 21 (拡大図)

Virtual Windows XP をあらかじめ起動し、USB ディバイスをあらかじめ接続した後、USB メニューより接続した後、休止状態に戻し、プログラムを起動しないと USB ディバイスは認識できないため、「接続」ボタンを押せません。
仮想マシンを起動し、USB の接続を選び接続したら、Win7 上のスタート メニューの Virtual Windows XP アプリケーションより接続プログラムを起動します。

図 22

図 22

仮想マシンを終了しますかの問いには「仮想マシンを終了する」を選びます。(但し、「 仮想マシンを終了する」を選んでも、USB の接続の設定は消えません)

図 23

図 23 (拡大図)

USB 経由での通信プログラムが接続できるようになりました。

図 24

図 24 (拡大図)

実際、IE6 を仮想プログラムと登録して起動するとインターネットに接続できます。
なお、今回の USB への接続はセルフ テストの結果であって、製品の動作を保証するものではありませんのでご注意ください。


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