Windows 7 の検索フェデレーションについて

さくしま たかえ (MS MVP Client Operating System Windows Desktop Experience)


1 | 2 | 3 | 4


Windows の検索機能は、Vista から飛躍的に高速化されました。しかも、「ファイル名」だけでなく、ファイル内の文章やメール本文中でも素早く検索できるようになりました。しかし、Windows Live メールに仕掛けてあるフィードが検索結果として表示されると、その部分の「名前」欄は英数字の羅列で、何のことなのか全然わからないという感じでした。

Windows 7 のエクスプローラーで同じように検索した場合、検索結果が非常にわかりやすくなったことに気がつきます。Windows Live メールに仕掛けてあるフィードもわかりやすく「タイトル名」で表示されるようになりました。しかも、検索キーワードをハイライトで表示してくれるようになりました。

図 1

図 1: Vista エクスプローラでの検索結果 (拡大図)

図 2

図 2: Windows 7 エクスプローラーでの検索結果 (拡大図)

※ 本文内に検索キーワードが含まれている場合は、ハイライト表示されません。


メモ
マイクロソフト製品ならびにサービスにおける外来語カタカナ用語末尾の長音表記の変更に伴い、Vista までは、Explorer のことを「エクスプローラ」と表記していましたが、Windows 7 からは「エクスプローラー」となりました。
参考 : 長音表記の変更 - Windows 7 対応アプリケーションの互換性

さて、Windows 7 では、この「検索」に新しく「検索フェデレーション (Search Federation)」という機能が盛り込まれました。これを利用するとエクスプローラーからファイルやメールなどだけではなく、Web 上の情報も簡単に検索できます。ただし、それには、「検索コネクタ」を組み込む必要があります。

この「検索コネクタ」を組み込むことによって、指定された Web サイト内の検索が、Windows 7 のエクスプローラーで簡単にできるようになります。

マイクロソフトでは、Microsoft TechNetMSDN に「検索コネクタ」が用意されています。まずは、これを利用して「検索コネクタ」を組み込み、どんな風に機能するのか体験する方法を紹介しましょう。

注意
今回紹介する内容は、当初 Windows 7 RC 版における情報をベースにして紹介しました。2009 年 10 月 22 日に正規版が発売されましたので、2009 年 12 月に書き直したものです。



1 | 2 | 3 | 4 | 次のページへ

ブログにコピー

([Ctrl] + [C] でコピーしてください)