従来の Windows との違い【前編】

さくしま たかえ (MS MVP Client Operating System Windows Desktop Experience)



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LZH の解凍機能(日本版独特の機能)

Windows XP や Windows Vista には「ZIP」形式での圧縮・解凍機能が標準装備されています。海外で多く利用されている「ZIP」形式ですが、日本では、「LZH」形式もよく使われていますよね。しかし、従来までの OS で「LZH」形式のファイルを解凍しようとすると下記のような「このファイルを開けません」というメッセージが開きました。

図 11

(図 11) Windows Vistaでの「このファイルを開けません」メッセージ[拡大図]

そこで、従来までの OS では、「LZH」形式が解凍できるソフトを別途用意する必要がありました。

Windows 7 の日本語版では、標準で「LZH」形式圧縮ファイルの解凍機能が搭載されました。これは、Windows 7 日本語版でのみ使える機能です。ただし、英語版の Windows 7 でも、Language Pack で日本語を追加すれば使えるようになりました。

「LZH」形式のファイルをダブルクリックするだけで、圧縮ファイルの中を閲覧することが可能ですが、完全に解凍された状態ではありません。よって、この状態でデーターの書き換えやアプリケーションのインストーラなどを実行すると、不具合が起こることがあります。

図 10

(図 10) Windows 7で LZH 形式ファイルをダブルクリックすると閲覧できる[拡大図]

完全に解凍したい場合は、「LZH」ファイルを右クリックして、ショートカットメニューから「すべて展開」を選択します。

図 11

(図 11) 「LZH」ファイルを右クリックすると開くコンテキストメニュー

「圧縮 (LZH 形式) フォルダーの展開」が開きますので、解凍先フォルダーを指定して「展開」ボタンをクリックします。

図 12

(図 12) 「圧縮 (LZH 形式) フォルダーの展開」[拡大図]

ファイルが解凍され、解凍先に指定したフォルダーが表示されます。

図 13

(図 13) 「LZH」形式のファイルが解凍された[拡大図]

まだまだ、紹介したいことがあるのですが、それは、また次回にいたしましょう。

次回へつづく...



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