PowerShell でのリモート管理

かめがわ かずし



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PowerShell でのリモート接続準備

PowerShell には GUI 版の PowerShell ISE かコマンド インターフェースが用意されています。(x86) とついている方は 32 bit 版の PowerShell が起動します。通常 64 bit 版を使ってください (図 15)。

図 15

図 15 PowerShell ISE を起動する

図 16

図 16 PowerShell ISE 初期状態 [拡大図]

PowerShell ISE は最初から Unicode に対応しているので、コマンド ベースよりも使いやすいのでおすすめです。また、右下のスライダーを左右に移動することで、ISE 内の拡大、縮小が自由に行われるので、直感的な操作で文字を見やすい大きさに調節することができます (図 17)。

図 17

図 17 PowerShell ISE のウィンドウ内文字を大きくしたところ [拡大図]

リモート接続を行う場合、管理するマシン、管理されるマシンいずれでも WinRM サービスを実行している必要があります。Windows Server 2008 R2 の場合、コマンド ウィンドウから以下のコマンドを実行してください (図 18)。

図 18

図 18 WinRM サービスが実行されているかどうか確認する

Status が Running であれば、WinRM サービスが実行状態になっています。次は WinRM のリスナーが構成されているかどうかを確認・更新します。こちらも管理する側、される側両方で以下のコマンドを実行してください。図 19 のような出力が行われていれば構成が完了しています。

図 19

図 19 WinRM が構成されているかどうか確認する [拡大図]

Windows 7 の場合、コマンドプロンプトを「管理者として実行」してから、以下のコマンドを実行してください。実行例を図 20 に載せます。

c:\>winrm quickconfig

図 20

図 20 Windows 7 で WinRM を手動で構成する [拡大図]

ヒント
Active Directory に参加している場合、WinRM の設定はグループ ポリシーで一括管理することができます。ポリシーは以下の場所に用意されています。

コンピューターの構成 → ポリシー → 管理用テンプレート → Windows コンポーネント → Windows リモート管理 (WinRM)

さて、これからいよいよリモート接続をしましょう。

注意
ここでは同一ドメインなどの認証が行われている環境を前提に解説を行っています。信頼関係がないドメインや Windows 7 のホーム グループ環境では信頼済みコンピュータとして明示的に登録する必要があります。

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