従来の Windows との違い【後編】

さくしま たかえ (MS MVP Client Operating System Windows Desktop Experience)



1
| 2 | 3


ペイントでテキストを描く際の縦書きは?

Windows 7 のペイントの「ツール ボックス」が、Microsoft Office 2007 の「リボン」形式になりました。それでも、ツールのアイコンは、あまり変化がありません。テキスト文字をキーボード入力して画像化する際のアイコンも従来と同じく「A」と記載されているアイコンを使います。

マウスでポイントすると説明文もポップアップされることでしょう。描画面に文字入力したいと思う部分を適当にマウスでドラッグして選択します。すると、リボンに新しく「テキスト」タブが表示されます。

図 7

(図 7) ペイントの「テキスト」アイコン [拡大図]

図 8

(図 8) 文字入力用の「テキスト ツール」である「テキスト」タブ[拡大図]

さて、Windows Vista までのペイントには、日本語でペイントに縦書きで文字を描画したい場合、「書式バー」に縦書き入力に切り替えるためのボタンがあります。

図 9

(図 9) Windows Vista ペイントの「書式バー」

図 10

(図 10) Windows Vista ペイントでの縦書き描画 [拡大図]

Windows 7 のペイントには、この縦書き入力に切り替えるためのボタンが見当たりません。

図 11

(図 11) Windows 7 ペイントの「テキスト」タブ [拡大図]

横書きから縦書きの変更できるアイコンは、無くなってしまいました。そこで、縦書きのテキストを入力したい場合は、「@」マークのついたフォントを使います。ところが、実際に描画してみると (図 13) のようになります。

図 12

(図 12) 縦書きをしたい場合は、「@」マークの付いたフォントを選択

図 13

(図 13) Windows 7 ペイントの「縦書き」

これは、「縦書き」じゃなくて、「寝書き」 (?) でしょうかねぇ。

これを見た目上の「縦書き」に表示したい場合は、その部分を次のページのようにして回転させる必要があります。

ブックマーク

ブログにコピー

([Ctrl] + [C] でコピーしてください)