Windows 7 をライト タッチ インストールで展開する

山田 章夫 (MS MVP Client Operating System Windows Desktop Experience)



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Step 4: 参照用のイメージ ファイルを作成し、Windows 7 を展開する (続き)

CD を使わずに PXE ブートで展開する

STEP 4 の作業を行わず、CD の無い環境では PXE ブートを使い Windows 7 を展開するという方法もあります。

Windows Server 2008 でサーバー マネージャーより役割の追加で DHCP サーバーと Windows 展開サービスを追加します。

展開サービスのサーバーを構成する

図 58

[拡大図]

スタート メニューの管理ツールの Windows 展開サービスを起動します。

サーバーの下のサーバー名を右クリックしてサーバーの構成を選びます。

図 59

[拡大図]

「開始する前に」の画面は内容を確認しそのまま、「次へ」を押します。

図 60

[拡大図]

「リモート インストール フォルダーの場所」では、任意の場所を指定し、「次へ」を押します。

図 61

[拡大図]

システム ボリュームと同じ場所を指定した場合には左記の警告が出ますが、そのまま「はい」で左記に進めます。

図 62

[拡大図]

「DHCP」のオプションでは「ポートをリッスンしない」「DHCP オプション 60 を PXE Client に構成する」にチェックを付け、「次へ」を押します。

図 63

[拡大図]

「PXE サーバーの初期設定」では、「クライアント コンピューターには応答しない」にチェックがついていることを確認し、「次へ」を押します。

図 64

[拡大図]

構成が終わると、「操作が終了しました」の画面になります。既に STEP 3 まで済んでいる場合には、「今すぐイメージをサーバーに追加する」にチェックを、STEP 3 まで進んでいない場合には、チェックを付けず、「完了」を押します。

Windows 展開サービスにブート イメージを追加する

図 65

[拡大図]

「ブート イメージ」を右クリックして「ブートイ メージの追加」を選びます。

図 66

[拡大図]

「イメージ ファイル」の項目でファイルの場所を指定し、「次へ」を押します。

図 67

[拡大図]

「イメージのメタ データ」では、任意の「イメージ名」、「イメージの説明」を付け、「次へ」を押します。

図 68

[拡大図]

「概要」ではイメージ名が表示されていることを確認し、「次へ」を押します。

図 69

[拡大図]

「タスクの進行状況」で作業が終了したら、「完了」を押します。

図 70

[拡大図]

「ブートイ メージ」の項目を選択した時、右側のペインに追加されます。

設定作業は以上になります。

新規 PC に展開する

新しいパソコンを BIOS 上でネットワークから起動できる状態に構成します。

古いパソコンによってはできないケースもありますのでパソコンの仕様は必ず確認してください。

図 71

[拡大図]

ネットワーク ブート可能なパソコンでネットワーク ブートが優先の場合左記のような画面が出ます。
この時に F12 キーを押します。

なお、ネットワーク ブートより他の起動できるディバイスが優先の場合、この画面が出ずに起動しますので注意してください。

図 72

[拡大図]

F12 キーが押されるとネットワーク経由での起動イメージ (WINPE) の配信が始まります。

後は STEP 4 と同じような画面が起動してセットアップを行うことができるようになります。

以上で Windows 7 を MDT による展開の話は終わりになります。



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