ヒント: doskey マクロを使用してコマンドの入力を簡略化する

doskey ユーティリティを使用すると、入力しやすいマクロとしてコマンド文字列をカプセル化できます。たとえば、コマンド プロンプトで次のように入力します。

doskey 50=mode con:lines=50

このコマンドでは、mode con:lines=50 というコマンド文字列を実行する 50 という名前のマクロを作成しています。コマンド プロンプトで名前 (この例の場合は 50) を入力するだけで、マクロを実行できます。doskey ユーティリティを使用して、いくつでもマクロを作成することは可能ですが、作成したマクロは現在のコマンド プロンプト セッションでのみ有効です。

再利用可能な一連の doskey マクロを作成するには、メモ帳などのエディターを使用して、テキスト形式ファイルにマクロを保存し、doskey ユーティリティの /macrofile スイッチを使用して、コマンド プロンプトでファイルを読み込みます。たとえば、プロファイル フォルダーにある mymacros.txt という名前のファイルにマクロを保存している場合は、次のように入力します。

doskey /macrofile=%userprofile%\mymacros.txt

このコマンドを実行すると、現在のコマンド プロンプト セッションで、このマクロを使用することができます。また、定期的に同じマクロ ファイルを使用している場合は、AutoRun 機能を使用してマクロを読み込むことを検討することをお勧めします。

コマンド プロンプトで「doskey /?」と入力すると、doskey の使用方法に関する詳細を確認できます。

 

出典: Ed Bott、Carl Siechert、Craig Stinson 共著『Windows 7 Inside Out (英語)』(Microsoft Press、2009 年)