ヒント: コマンド ラインで Windows 7 の電源オプションを管理する

Windows 7 には、コマンド ラインで電源オプションを管理するための電源構成ユーティリティ (Powercfg.exe) が用意されています。コマンド プロンプトで「powercfg /?」と入力すると、このユーティリティのパラメーターを確認できます。特に頻繁に使用するパラメーターには、次のようなものがあります。

–a: コンピューターで利用可能なスリープ状態と、特定のスリープ状態がサポートされていない理由を一覧表示します。

–d <GUID>: グローバル一意識別子 (GUID) で指定した電源プランを削除します。

–devicequery all_devices_verbose: コンピューターに搭載されているすべてのデバイスの詳細な電源のサポート情報を一覧表示します。この一覧は非常に長くて詳しいので、出力はファイルにリダイレクトしてください。

–energy: 構成、デバイス、およびバッテリに関する一般的な問題がシステムで発生しているかどうかをチェックして、現在の作業ディレクトリに HTML 形式のレポートを生成します。

–h: 休止状態機能の有効と無効を切り替えます。

–l: コンピューターで構成されている電源プランの名前と GUID を一覧表示します。

–q <GUID>: GUID で指定した電源プランの内容を表示します。GUID を指定しないと、現在使用されている電源プランの内容が一覧表示されます。

–requests: デバイス ドライバーから行われたすべての電源要求を表示します。ディスプレイに保留中の要求がある場合、この要求が処理されるまで、コンピューターでは自動的にディスプレイの電源がオフになりません。ディスプレイなどのデバイスに保留中の要求がある場合、このような要求が処理されるまで、コンピューターが自動的に低電力スリープ状態になることはありません。

–s <GUID>: GUID で指定した電源プランをアクティブな電源プランにします。

–x <設定> <値>: 現在使用されている電源プランの指定した設定に、指定した値を設定します。

出典: William R. Stanek 著『Windows 7 Administrator's Pocket Consultant (英語)』(Microsoft Press、2009 年)