ヒント: Windows 7 でコマンド プロンプトをカスタマイズする


コマンド プロンプト ウィンドウは、ウィンドウのサイズ、フォント、および色を変更することで外観をカスタマイズできます。また、コマンド プロンプトを起動するショートカットごとに個別の設定を保存して、さまざまな作業に合わせて設定を変更することもできます。

コマンド プロンプト ウィンドウをカスタマイズするには、次の 3 つの方法で表示できるプロパティ ダイアログ ボックスで設定を変更します。

  • コマンド プロンプトのショートカットを右クリックすると、[プロパティ] コマンドが表示されます。特定のショートカットの設定を変更すると、その変更は、今後そのショートカットから起動するすべてのコマンド プロンプト セッションに適用されます。
  • コマンド プロンプト ウィンドウのタイトル バー アイコンをクリックすると、プロパティ ダイアログ ボックスにアクセスできます (コマンド プロンプトを全画面表示モードで実行している場合は、Alt キーを押しながら Enter キーを押してウィンドウ表示モードに切り替えます)。ここで行った変更は、現在のセッションに適用されます。プロパティ ウィンドウを閉じるときには、このセッションを起動したショートカットに変更を適用するオプションが表示されます。オプションを選択すると、そのショートカットから今後起動するすべてのセッションでも新しい設定が使用されます。
  • コマンド プロンプト ウィンドウのタイトル バー アイコンをクリックし、コントロール メニューの [既定値] をクリックすると、現在のセッションではなく、今後のすべてのセッションに変更を適用できます (ただし、プロパティを変更したショートカットから起動するセッションには適用されません)。また、この変更は、プログラム情報ファイル (PIF) がなく独自の設定が保存されない文字モードの MS-DOS アプリケーションで今後起動するセッションにも適用されます。

編集オプションを調整する
プロパティ ウィンドウの [オプション] タブには、コマンド プロンプト ウィンドウの操作方法を変更するさまざまなオプションが用意されています。その中でも、簡易編集モードの有効と無効を切り替えるオプションがお勧めです。このオプションを使用すると、マウスで簡単にコマンド プロンプト ウィンドウからテキストをコピーできます (コマンド プロンプト ウィンドウにテキストを貼り付けることもできます)。簡易編集モードが無効になっている場合でも、テキストのコピーや貼り付けにコントロール メニューのコマンドを使用できます。また、挿入モードの有効と無効も切り替えることができます。この設定 (既定では有効) を使用すると、カーソル位置にテキストを挿入できます。[挿入モード] チェック ボックスをオフにすると、文字を上書きできます。

[既定値] をクリックする 3 つ目の方法では、オートコンプリート オプション (既定では有効) の有効と無効も切り替えることができます。

出典: Ed Bott、Carl Siechert、Craig Stinson 共著『Windows 7 Inside Out (英語)』(Microsoft Press、2009 年)