ヒント: Windows 7 で画面のスケーリングを最適化してスケーリングの問題を解決する

スケーリングを使用すると、画面上のテキストやその他の項目のサイズを拡大できます。この場合にスケーリングを使用すると、テキストや UI 要素のサイズが選択したスケールに拡大されます。コンピューターの各アカウントには、スケーリングが個々に設定されています。

スケーリングを指定してテキストや UI 要素のサイズを変更するには、次の手順を実行します。

  1. コントロール パネルで、[デスクトップのカスタマイズ] をクリックします。
  2. [ディスプレイ] の [テキストやその他の項目の大きさの変更] をクリックします。
  3. 既定のスケーリングのオプションでは、100% (既定)、125%、または 150% の中からスケールの割合を選択できます。いずれかのスケーリングのオプションを使用するには、拡大する割合を選択し、[適用] をクリックします。
  4. 100 ~ 500% の割合を設定するには、左ウィンドウの [カスタム テキスト サイズの設定 (DPI)] をクリックし、[標準サイズに対してこの割合で大きさを変える] ボックスでスケールを選択または指定します。
  5. 変更を有効にするには、ログオフして再度ログオンする必要があります。


ただし、200% より大きい割合に設定すると、UI 要素とテキストが大きくなりすぎて、コンピューターでの作業に支障をきたす場合があることに注意してください。この場合、コントロール パネルにアクセスできず、元のスケーリング設定に戻せなくなるおそれもあります。スケーリングに問題がある場合は、コマンド プロンプトか [スタート] メニューの検索ボックスで「dpiscaling」と入力します。このコマンドを実行すると、[ディスプレイ] ページが表示されるので、スケーリング設定をリセットできます。

スケーリングを有効にした後、特定のアプリケーションのテキストがぼやけているか読めない場合は、その特定のアプリケーションでのみ画面のスケーリングを無効にすることができます。これには、そのアプリケーションを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。[互換性] タブで、[高 DPI 設定では画面のスケーリングを無効にする] をクリックし、[OK] をクリックします。

出典: William R. Stanek 著『Windows 7 Administrator's Pocket Consultant (英語)』(Microsoft Press、2009 年)