ヒント: 認知度が低いディスク クリーンアップのコマンド ライン スイッチを使用する

ディスク クリーンアップには、2 つの不明瞭なサポート技術情報の記事にしか情報が掲載されていない便利なコマンド ライン スイッチがいくつか用意されています。これらのスイッチを使用すると、ユーザー設定を保存し、その設定を使用してクリーンアップ処理を自動的に再実行できます。これには、Cleanmgr.exe で次のスイッチを使用します。

/Sageset:n: ディスク クリーンアップのオプションを選択できるダイアログ ボックスが開き、入力した数値に対応するレジストリ キーが作成され、そのキーに設定が保存されます。n の部分には、0 ~ 65535 の数値を入力します。

/Sagerun:n: 保存されている指定の (n の部分に入力した数値の) 設定が取得され、ディスク クリーンアップが自動的に実行されます。

これらのスイッチを使用するには、次の手順を実行します。

  1. コマンド プロンプト ウィンドウを開いて、「cleanmgr /sageset:200」と入力します (コロンの後の数値には、0 ~ 65535 の任意の値を指定できます)。このタスクを開始する前に、Administrators グループのメンバーの資格情報を入力する必要があります。
  2. [ディスク クリーンアップの設定] ダイアログ ボックスで、この設定を使用するときに適用するオプションを選択します。
  3. [OK] をクリックして、レジストリに変更を保存します。
  4. コントロール パネルから、タスク スケジューラを開いて、基本タスクの作成ウィザードを開始します。ウィザードの指示に従って、タスクに名前を付け、タスクが定期的に実行されるように指定します。自動的に実行されるプログラムの選択を求められた場合は、[プログラム/スクリプト] ボックスに「cleanmgr.exe」と入力して、[引数の追加] ボックスに「/sagerun:200」と入力します。
  5. その他のディスク クリーンアップ オプションを自動化する場合は、手順 1. ~ 4. を繰り返します。

出典: William R. Stanek 著『Windows Server 2008 Administrator’s Pocket Consultant, Second Edition (英語)』(Microsoft Press、2009 年)