ヒント: リモート コンピューターの詳細なシステム情報を確認する


詳細なシステム情報を入手したり、コンピューターの情報を確認する必要がある場合は、システム情報ツール (Msinfo32.exe) を使用できます。システム情報ツールを起動するには、[スタート] ボタンをクリックし、検索ボックスに「msinfo32」と入力して、Enter キーを押します。[システムの概要] ノードを選択すると、システムの概要を確認できます。すべての構成の統計は、WMI サービスを使用して収集されています。

リモート コンピューターの構成情報を参照するには、次の手順を実行します。
1.システム情報ツールを起動します。

図 1: [システム情報] ダイアログ

2. [表示] メニューの [リモート コンピューター] をクリックします (または、Ctrl キーを押しながら、R キーを押します)。[リモート コンピューター] ダイアログ ボックスが表示されます。

図 2: [表示] メニュー

3. [リモート コンピューター] ダイアログ ボックスで [ネットワーク上のリモート コンピューター] を選択します。

図 3: [リモート コンピューター] ダイアログ

4. コンピューター名を入力して、[OK] をクリックします。

使用しているアカウントには、ドメインまたはローカル コンピューターに対して適切な管理者権限が付与されている必要があります。リモート コンピューターの情報を取得する際に管理者権限以外で問題がある場合は、WMI サービスで使用している名前空間を確認する必要があります。

システム情報ツールでは、オペレーティング システムのいくつかの主要領域に関する詳細情報を提供します。
ハードウェア リソース
入出力 (I/O)、割り込み要求 (IRQ)、メモリ、ダイレクト メモリ アクセス (DMA)、プラグ アンド プレイ デバイスに関する詳細情報を提供します。システムのデバイスで問題が発生している場合は、[競合/共有] ノードの情報を確認する必要があります。ここでは、リソースを共有していたり、システムで競合を発生させているデバイスの概要情報が提供されます。

コンポーネント
オーディオ コーデック、入力デバイス、ユニバーサル シリアル バス (USB) ポートなど、インストールされているコンポーネントに関する詳細情報を提供します。システムのコンポーネントで問題が発生している場合は、[問題のあるデバイス] ノードの情報を確認する必要があります。ここでは問題のあるコンポーネントに関する情報が提供されます。

ソフトウェア環境
オペレーティング システムの実行中の構成に関する詳細情報を提供します。リモート コンピューターの問題をトラブルシューティングしている場合は、[ソフトウェア環境] ノードの情報が非常に役立ちます。このノードでは、ドライバー、環境変数、印刷ジョブ、ネットワーク接続以外に、実行中のタスク、サービス、プログラムのグループ、スタートアップ プログラムに関する詳細情報を確認できます。


出典: William R. Stanek 著『Windows 7 Administrator's Pocket Consultant (英語)』(Microsoft Press、2009 年)