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JDBC Driver の新機能

以下のセクションでは、Microsoft SQL Server 2005 JDBC Driver の新機能について説明します。

JDBC Driver Version 1.2 の新機能

Microsoft SQL Server 2005 JDBC Driver の Version 1.2 リリースには、いくつかの新機能と機能強化が含まれています。 以下のセクションでは、Version 1.2 リリースの JDBC ドライバで強化された機能について説明します。

アダプティブ バッファリング

JDBC ドライバで提供されるようになったアダプティブ バッファリング機能は、サーバー カーソルのオーバーヘッドを発生させることなく、あらゆる種類の大きな値のデータを取得できるように設計されています。 アダプティブ バッファリング機能の使用方法の詳細については、「アダプティブ バッファリングの使用」を参照してください。

JDBC ドライバのこの機能の一部として、新しい responseBuffering プロパティと、新しいストリーミングの getter メソッドが提供されています。 responseBuffering 接続文字列プロパティを使用すると、アダプティブ バッファリング モードを設定または取得できます。 新しい responseBuffering プロパティの詳細については、「接続プロパティの設定」を参照してください。

新しい get<Type>Stream メソッドは、大きな値の OUT パラメータをサポートしています。 詳細については、SQLServerCallableStatement クラスを参照してください。

SSL 暗号化

JDBC ドライバで SSL (Secure Sockets Layer) 暗号化を使用して、SQL Server データベースとの通信チャネルを保護できるようになりました。 SSL を使用してデータを暗号化する方法の詳細については、「SSL 暗号化の使用」を参照してください。

JDBC ドライバのこの機能の一部として、新しい接続プロパティと、新しい getter メソッドおよび setter メソッドが提供されています。 新しい接続プロパティは、encrypttrustServerCertificatetrustStoretrustStorePassword、および hostNameInCertificate です。 これらの新しい接続文字列プロパティを Java アプリケーションで使用する方法の詳細については、「接続プロパティの設定」を参照してください。 適切な setter メソッドや getter メソッドを使用して、これらのプロパティの値を設定または取得する方法の詳細については、SQLServerDataSource クラスを参照してください。

密に結合された XA トランザクション

アプリケーションは、JDBC ドライバで提供される SSTRANSTIGHTLYCPLD フラグによって、XA ブランチ トランザクション ID (XID) が異なりグローバル トランザクション ID (GTRID) が同じである、密に結合された XA トランザクションを使用できるようになりました。 詳細については、「XA トランザクションについて」を参照してください。

サンプル アプリケーション

JDBC ドライバのヘルプ システムには、Java アプリケーションで JDBC ドライバを使用するためのさまざまな技法を示した、サンプル アプリケーションのコレクションが含まれています。 この Version 1.2 のヘルプ システムでは、アダプティブ バッファリング機能の使用について説明するための新しいサンプルが 2 つ追加されました。 サンプル アプリケーションの詳細については、「サンプル JDBC Driver アプリケーション」を参照してください。

参照

その他のリソース

JDBC ドライバの概要