RPC プロキシ サーバー拡張機能が正しく読み込まれていることを確認する方法

 

このトピックは、RPC over HTTP 接続の失敗のトラブルシューティングに役立つ一連の手順の 1 つです。ここでは、RPC プロキシ サーバー拡張機能が正しく読み込まれることを確認する方法について説明します。

サーバー側で RPC over HTTP に必要なすべての設定を構成した後、Outlook クライアントで接続の問題が発生する場合は、RPC プロキシ サーバー拡張機能が正しく読み込まれていないことが原因である可能性があります。Outlook のこの種の接続問題がクライアントで発生すると、次のようなエラー メッセージが表示されます。

Exchange Server は使用できません。

RPC プロキシ サーバー拡張機能が正しく読み込まれることを確認するには、次の操作を行います。

手順

RPC プロキシ サーバー拡張機能が正しく読み込まれていることを確認するには

  1. Exchange Server で、[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントして、RPC プロキシ サーバーの [インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャ] をクリックします。

  2. RPC プロキシ サーバーのアイコンの下で、[Web サービス拡張] をクリックします。

  3. 右側のペインで [RPC プロキシ サーバー拡張] をクリックし、[プロパティ] をクリックします。

  4. Rpcproxy.dll ファイルのパスが正しいことを確認します。正しい場所は次のとおりです。

    %systemroot%\system32\rpcproxy\rpcproxy.dll

    たとえば、次に示すのは正しい場所の例です。

    c:\windows\system32\rpcproxy\rpcproxy.dll

    次のように間違って設定されている可能性があるので、パスの値を注意深く確認してください。

    %systemroot%\system32\rpcproxy.dll

    たとえば、現在の場所が次のように設定されている可能性があります。

    c:\windows\system32\rpcproxy.dll

    この正しくないパスは、一見正しいように見えます。

    note注 :
    Rpcproxy.dll ファイルが両方の場所に存在する場合があります。どちらの場所のファイルも、削除または変更する必要はありません。このパスの値が正しく設定されている場合は、Rpcproxy.dll ファイルが存在しないか、または壊れている可能性があります。その場合は、Rpcproxy.dll ファイルの置換または再登録が必要になることがあります。

    また、この問題が発生する場合は、次の 404 エラーが、RPC プロキシ サーバーの IIS ログに記録されます。

    2004-01-01 13:13:31 192.100.100.1 RPC_IN_DATA /rpc/rpcproxy.dll FQDN.company.com:6002 443 domain\username 192.100.100.2 MSRPC 404 2 1260

    この 404 エラーは、Web サービス拡張が無効である、または機能していないことが原因である可能性があります。詳細については、マイクロソフト サポート技術情報の文書番号 248033「IIS サーバーが "HTTP 404 - ファイルが見つかりません" エラーを返す一般的な原因」を参照してください。

詳細情報