Set-ManagedContentSettings

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1

トピックの最終更新日: 2007-10-08

Set-ManagedContentSettings コマンドレットを使用して、管理コンテンツの設定を変更します。

構文

Set-ManagedContentSettings -Identity <ELCContentSettingsIdParameter> [-AddressForJournaling <RecipientIdParameter>] [-AgeLimitForRetention <Nullable>] [-Confirm [<SwitchParameter>]] [-DomainController <Fqdn>] [-JournalingEnabled <$true | $false>] [-LabelForJournaling <String>] [-MessageFormatForJournaling <UseMsg | UseTnef>] [-MoveToDestinationFolder <ELCFolderIdParameter>] [-Name <String>] [-RetentionAction <MoveToDeletedItems | MoveToFolder | DeleteAndAllowRecovery | PermanentlyDelete | MarkAsPastRetentionLimit>] [-RetentionEnabled <$true | $false>] [-TriggerForRetention <WhenDelivered | WhenMoved>] [-WhatIf [<SwitchParameter>]]

Set-ManagedContentSettings [-AddressForJournaling <RecipientIdParameter>] [-AgeLimitForRetention <Nullable>] [-Confirm [<SwitchParameter>]] [-DomainController <Fqdn>] [-Instance <ElcContentSettings>] [-JournalingEnabled <$true | $false>] [-LabelForJournaling <String>] [-MessageFormatForJournaling <UseMsg | UseTnef>] [-MoveToDestinationFolder <ELCFolderIdParameter>] [-Name <String>] [-RetentionAction <MoveToDeletedItems | MoveToFolder | DeleteAndAllowRecovery | PermanentlyDelete | MarkAsPastRetentionLimit>] [-RetentionEnabled <$true | $false>] [-TriggerForRetention <WhenDelivered | WhenMoved>] [-WhatIf [<SwitchParameter>]]

解説

管理コンテンツの設定とは、ユーザーのメールボックスにあるアイテムのライフ サイクルを制御するために管理フォルダに適用する設定のことです。管理コンテンツ設定の詳細については、「メッセージング レコード管理の管理」を参照してください。

Set-ManagedContentSettings コマンドレットを実行するには、使用するアカウントに次の権限が委任されている必要があります。

  • Exchange 組織管理者の役割

Exchange Server 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。

note注 :
New-ManagedContentSettings コマンドレットには MessageClass パラメータがありますが、Set-ManagedContentSettings コマンドにはこのパラメータがありません。コンテンツの設定が適用されるメッセージの種類を変更する場合、コンテンツの設定を削除してから再作成する必要があります。MessageClass パラメータの詳細については、「New-ManagedContentSettings」を参照してください。

パラメータ

パラメータ 必須かどうか 種類 説明

Identity

必須

Microsoft.Exchange.Configuration.Tasks.ELCContentSettingsIdParameter

Identity パラメータには、管理フォルダ メールボックス ポリシーの名前、識別名、または GUID を指定します。

AddressForJournaling

省略可能

Microsoft.Exchange.Configuration.Tasks.RecipientIdParameter

AddressForJournaling パラメータには、ジャーナリング処理の保存先となるリポジトリのアドレスを指定します。

AgeLimitForRetention

省略可能

System.Nullable

AgeLimitForRetention パラメータには、アイテムに適用する保存期間を指定します。保存期間は、アイテムが配信された日付、またはアイテムが配信されなかった場合はそのアイテムの作成された日付からの日数に対応します。このパラメータが存在せず、RetentionEnabled パラメータが $true に設定されている場合は、エラーが返されます。

Confirm

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

Confirm パラメータを指定すると、コマンドの処理が一時停止します。処理を続行するには、コマンドの処理内容を確認する必要があります。Confirm パラメータに値を指定する必要はありません。

DomainController

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.Fqdn

Active Directory ディレクトリ サービスからのこの構成情報を書き込むドメイン コントローラの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を指定するには、コマンドに DomainController パラメータを含めます。

Instance

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.Directory.SystemConfiguration.ElcContentSettings

Instance パラメータには、管理フォルダのコンテンツ設定の ID を指定します。

JournalingEnabled

省略可能

System.Boolean

JournalingEnabled パラメータが $true に設定されている場合は、ジャーナリングが有効であることを示します。

LabelForJournaling

省略可能

System.String

LabelForJournaling パラメータには、アイテムに適用するラベルを指定します。このラベルは、アイテムの内容を判断して適切なポリシーを適用するためにジャーナル先ストアによって使用されます。

MessageFormatForJournaling

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.Directory.SystemConfiguration.JournalingFormat

MessageFormatForJournaling パラメータを使用して、管理者はアイテムを Microsoft Outlook .msg 形式でジャーナル処理するか、従来の Outlook MAPI 形式でジャーナル処理するかを指定できます。

MoveToDestinationFolder

省略可能

Microsoft.Exchange.Configuration.Tasks.ELCFolderIdParameter

MoveToDestinationFolder パラメータには、保存期間用のアクションの対象フォルダ名を指定します。

Name

省略可能

System.String

Name パラメータには、コンテンツ設定の一意な名前を指定します。

RetentionAction

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.Directory.SystemConfiguration.RetentionActionType

RetentionAction パラメータには、次のいずれかのアクションを指定します。

  • 保存期限経過としてマークする
  • 管理されたカスタム フォルダに移動する
  • 削除済みアイテム フォルダに移動する
  • 削除して回復を許可する
  • 完全に削除

このパラメータが存在せず、RetentionEnabled パラメータが $true に設定されている場合は、エラーが返されます。

RetentionEnabled

省略可能

System.Boolean

RetentionEnabled パラメータが $true に設定されている場合は、保存期間が有効であることを示します。

TriggerForRetention

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.Directory.SystemConfiguration.RetentionDateType

TriggerForRetention パラメータは、保存期間の開始として使用される、開始日を示します。アイテムは、アイテムの配信後、または特定のフォルダへ移動後特定の日数で保存期限が切れます。

この値は、Active Directory の msExchELCFlags 属性の 0x4 ビットに対応しています。フラグは、アイテムが移動日に基づいて有効期限が切れる場合は $true に設定され、アイテムが配信日に基づいて有効期限が切れる場合は $false に設定されます。このパラメータが存在せず、RetentionEnabled パラメータが $true に設定されている場合は、エラーが返されます。

WhatIf

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

WhatIf パラメータには、オブジェクトに対して行われる操作をシミュレートすることを指定します。WhatIf パラメータを使用することで、実際に変更を加えずに、発生する変更内容を表示することができます。WhatIf パラメータに値を指定する必要はありません。

入力の種類

戻り値の種類

エラー

エラー 説明

例外

例外 説明

この例では、Set-ManagedContentSettings コマンドを使用して、ジャーナリングの保存先となるリポジトリのアドレスを指定します。

Set-ManagedContentSettings -Identity MyManagedContentSettings -AddressForJournaling MySmtpAddress@contoso.com

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。