コンテンツ フィルタで許可または禁止する語句を構成する方法
適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007
トピックの最終更新日: 2006-08-10
ここでは、Exchange 管理コンソールまたは Exchange 管理シェルを使用して、許可する語句または禁止する語句をコンテンツ フィルタ エージェントに追加する方法について説明します。特定の語句を認識してフィルタ処理するようにコンテンツ フィルタ エージェントを構成できます。コンテンツ フィルタ エージェントの動作対象となる単語または語句を指定する必要があります。単語または語句を指定するときは、許可する語句または禁止する語句のいずれであるかを指定する必要があります。コンテンツ フィルタ エージェントがメッセージ内に許可する語句を検出すると、SCL (Spam Confidence Level) は 0 に設定されます。コンテンツ フィルタ エージェントがメッセージ内に禁止する語句を検出すると、SCL は 9 に設定されます。
重要 : |
---|
一般的な単語や語句を許可する語句として使用しないでください。一般的な単語や語句は簡単に推測できるので、スパム発信者はフィルタ処理をバイパスすることができます。また、カスタム語句は 256 文字以下にする必要があります。 |
開始する前に
エッジ トランスポート サーバーの役割がインストールされているコンピュータで以下の手順を実行するには、そのコンピュータのローカルの Administrators グループのメンバであるアカウントを使用してログオンする必要があります。
また、これらの手順を実行する前に、次のことを確認してください。
- 「スパム対策およびウイルス対策向けの機能」を参照して、組織に対して効率的に連携して機能するようにすべてのスパム対策エージェントを構成する一般的な方法を理解している。
- 「コンテンツ フィルタの構成」を読み終えている。
手順
Exchange 管理コンソールを使用して、許可する語句と禁止する語句を指定するには、次の操作を行います。
エッジ トランスポート サーバーで Exchange 管理コンソールを開きます。
コンソール ツリーで、[エッジ トランスポート] をクリックします。
作業ウィンドウで、[スパム対策] タブをクリックし、[コンテンツ フィルタ] をクリックします。
操作ウィンドウで、[プロパティ] をクリックします。
[カスタム単語] タブをクリックします。
- 許可する単語または語句を指定するには、[次の単語または文字列を含むメッセージをブロックしない] ボックスに単語または語句を入力し、[追加] をクリックします。
- 禁止する単語または語句を指定するには、[メッセージに上の一覧の単語または文字列が含まれる場合を除き、次の単語または文字列を含むメッセージをブロックする] ボックスに単語または語句を入力し、[追加] をクリックします。
変更を保存してダイアログ ボックスを閉じるには、[OK] をクリックします。ダイアログ ボックスを閉じずに変更を保存するには、[適用] をクリックします。
Exchange 管理シェルを使用して、許可する語句と禁止する語句を指定するには、次の操作を行います。
次のコマンドを実行します。
Add-ContentFilterPhrase -Phrase <String> -Influence <GoodWord | BadWord>
たとえば、"stock tip" という語句を禁止するには、次のコマンドを実行します。
Add-ContentFilterPhrase -Phrase "stock tip" -Influence BadWord
注 : 語句にスペースが含まれる場合は、Phrase の値の文字列を引用符で囲む必要があります。
構文およびパラメータの詳細については、以下のトピックを参照してください。
詳細情報
コンテンツ フィルタを構成する方法の詳細については、以下のトピックを参照してください。
- コンテンツ フィルタの構成
- Set-ContentFilterConfig
- コンテンツ フィルタを有効または無効にする方法
- スパム検疫メールボックスを指定する方法
- Spam Confidence Level のしきい値を有効化および構成する方法
- Outlook 電子メールの消印の検証を有効または無効にする方法
- コンテンツ フィルタの受信者および送信者の例外を指定する方法
- コンテンツ フィルタの拒否応答を構成する方法
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。