配信不能レポートに関する問題
適用先: Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007
トピックの最終更新日: 2009-04-23
配信不能レポート (NDR) は、配信状態通知の一種です。メッセージを配信できないと、そのたびに NDR が生成されます。配信エラーの原因を発見した場合、サーバーは原因を状態コードに関連付け、対応するエラー メッセージが書き込まれます。
Microsoft Exchange Server 2007 で NDR のトラブルシューティングを行う際に考慮する必要のある基本的な情報を、以下に示します。この情報は、トラブルシューティングの最初に収集します。
- 使用しているクライアントの種類 (たとえば、Microsoft Office Outlook 2007、Outlook 2003、Outlook 2002 など)。
- ユーザーは特定の受信者にメールを送信したときに NDR を受信するのか、どの受信者に送信しても受信するのか。
- 他のユーザーは、同じ受信者に同じサーバーから正しくメールを送信できるか。
- この問題は特定のサーバーのユーザーに発生しているか、それとも複数のサーバーのユーザーに同じ問題が発生しているか。
- 問題はサイト固有か、それとも複数のサイトで発生するか。
- 問題は要求に応じて再現できるか、それともランダムに発生するのか。
- NDR がランダムに生成される場合、その頻度はどうか。
- 問題が発生している受信者の種類。受信者が物理的にいる場所。
- メッセージの "宛先" フィールドに受信者を入力した方法 (たとえば、グローバル アドレス帳からの選択、個人用アドレス帳からの選択、手動での入力など)。
NDR のトラブルシューティングでは、新しいテスト ユーザーを作成することが常に役立ちます。NDR が発生する期間を調査し、問題について入手できる背景情報を取得するようにしてください。問題に影響する変動要素に注意します。上の一覧に挙げられているような質問をして、問題をできるだけ絞り込むことが重要です。
詳細情報
NDR の詳細については、以下のトピックを参照してください。
- 配信不能レポートについて
- NDR をメールボックスにコピーする方法
- ユーザーがメッセージをパブリック フォルダに送信するときの 5.2.1 NDR のトラブルシューティングを行う方法
- エッジ サーバーへの受信メッセージが失敗し 550 5.7.1 NDR が表示される
- 組織の IP アドレスが他の Exchange 2007 組織によってブロックされている場合の対応
- 要求された処理が実行されない : Exchange の外部で電子メールを送信するとき、メールボックスが NDR を使用できない
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。