データ コレクタの使用

データ コレクタ コンポーネントは、SQL Server 2008 のセットアップ時にインストールされ、データ コレクタを構成して使用するために必要なセキュリティ ロールとツールも同時にインストールされます。データ コレクタの使用を開始する前に、「データ コレクションの用語」および「データ コレクタのセキュリティ」を一読することをお勧めします。

データ コレクタを使用する前に、いくつか作業を完了しておく必要があります。

  • ログインを作成し、データ コレクタのロールにマップします。

  • 管理データ ウェアハウスを構成します。

    注意

    管理データ ウェアハウスは、SQL Server 2008 を実行しているサーバーにのみインストールできます。

また、プロキシ アカウントを作成して、管理データ ウェアハウス サーバーにアクセスすることができます。

ログインの作成とデータ コレクタ ロールへのマッピング

データ コレクタには、データ コレクション タスクおよび管理データ ウェアハウス タスク専用のロールがあります。

  • データ コレクションのログインとロールは、データ コレクションを実行するサーバー上で作成されます。

  • 管理データ ウェアハウスのログインとロールは、管理データ ウェアハウスをホストするサーバー上で作成されます。これらのログインを作成して特定のロールにマップするには、管理データ ウェアハウス構成ウィザードを使用します。

詳細については、「データ コレクタのセキュリティ」を参照してください。

管理データ ウェアハウスの構成

収集されたデータのストレージを構成するには、管理データ ウェアハウス構成ウィザードを使用します。ウィザードを使用すると、次の手順を簡単に実行できます。

  • 管理データ ウェアハウスを作成します。管理データ ウェアハウスは、データ コレクタを実行する SQL Server インスタンスと同じインスタンスにインストールできます。ただし、監視中のサーバーでサーバー リソースやパフォーマンスが問題となっている場合は、別のコンピュータに管理データ ウェアハウスをインストールできます。

  • 事前に定義されたシステム データ コレクション セットをインストールします。

  • ログインを管理データ ウェアハウス ロールにマップします。

  • データ コレクションを有効にします。

  • システム データ コレクション セットを開始します。

プロキシの作成

データのコレクションとアップロードにプロキシを使用する場合は、データ コレクションを開始する前にプロキシを作成します。詳細については、「データ コレクタのアーキテクチャと処理」を参照してください。

コレクション セット用にプロキシを構成するには、[コレクション セットのプロパティ] ページの [全般] タブを使用します。

データ コレクタの有効化、コレクション セットの開始、ログの表示、提供されているカスタム レポートの表示など、データ コレクション タスクには SQL Server Management Studio を使用できます。

カスタム レポートの表示など、SQL Server Management Studio の必要がないデータ コレクタ タスクに対して提供されているストアド プロシージャも使用できます。

注意

このリリースのデータ コレクタでは、ストアド プロシージャは新しいコレクション セットの追加に使用する必要があります。