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Setup の使用によるフォレストの準備の実行

トピックの最終更新日: 2009-03-31

Dd425108.important(ja-jp,office.13).gif 重要:
スキーマ準備の変更の Active Directory レプリケーションが完了していない場合は、エラーが発生します。レプリケーションが完了するまで待機するか、レプリケーションを強制的に実行してから、フォレストの準備手順を実行します。

この手順を開始する前に、グローバル設定を保存する場所を指定できます。ルート ドメインへの接続が信頼できない場合は、構成パーティションを選択します。場所の選択の詳細については、「グローバル設定の保管場所の決定」を参照してください。

フォレストの準備ウィザードでは、既定のルーティングに使用するセッション開始プロトコル (SIP) ドメインを指定する必要があります。既定の SIP ドメインは、サーバーの SIP URI (Uniform Resource Identifier) を作成するために使用されます。サーバーの SIP URI の最も簡単な形式は、<サーバーの FQDN>@<既定の SIP ドメインの FQDN> です。既定の SIP ドメインは次のように設定されます。

  • 新しい展開では、ルート ドメインが既定の SIP ドメインとして常に提示されます。
  • 既存の展開であり、既定の SIP ドメインが存在しない場合は、すべての既存の SIP ドメインが選択可能なオプションとして表示され、ウィザードによって、いずれかのドメインが既定のルーティング ドメインとして無作為に選択されます。
  • 既定の SIP ドメインが既に存在する場合は、ウィザードによってすべての既存の SIP ドメインを含む一覧が作成され、その既定の SIP ドメインが選択されます。

この手順を実行するには、フォレストのルート ドメインの EnterpriseAdmins グループのメンバである必要があります。

Dd425108.tip(ja-jp,office.13).gifヒント:
フォレストの準備で作成される、ユニバーサル グループ、およびグローバル設定とオブジェクトの詳細については、「フォレストの準備による変更」を参照してください。
Dd425108.important(ja-jp,office.13).gif重要:
Office Communications Server 2007 を現在使用している場合に、Office Communications Server 2007 R2 のフォレストの準備が失敗すると、Office Communications Server 2007 が正しく動作するのに必要なアクセス制御リスト (ACL) がロールバックによって削除されることがあります。この問題が発生した場合は、Office Communications Server 2007 のフォレストの準備を再度実行して、削除された ACL を復元してから、Office Communications Server 2007 R2 のフォレストの準備を実行してください。

フォレストを準備するには

  1. Office Communications Server のインストール フォルダまたは CD から、SetupEE.exe (Enterprise Edition サーバーの集中構成の場合) または SetupSE.exe (Standard Edition サーバーの場合) を実行して、展開ツールを起動します。

  2. [環境の準備] をクリックします。

  3. [Active Directory の準備] をクリックします。

  4. [フォレストの準備] で、[実行] をクリックします。

  5. [フォレストの準備ウィザードへようこそ] ページで、[次へ] をクリックします。

  6. [グローバル設定の保存先の選択] ページで、次のいずれかの操作を行います。

    • 構成パーティションに設定を保存するには、[構成パーティション] をクリックします。この操作を行うことをお勧めします。
    • ルート ドメインのシステム コンテナに設定を保存するには、[ルート ドメイン内のシステム コンテナ] をクリックします。すべてのサイトとルート ドメイン コントローラとのネットワーク接続が非常に良好な場合にのみ、この場所を選択します。
  7. [ユニバーサル グループの場所] ページの [ドメイン] で、Office Communications Server によって使用されるグループを作成するドメインを選択し、[次へ] をクリックします。

  8. [既定のルーティングに使用する SIP ドメイン] ページで、既定のルーティングに使用する SIP ドメインを選択します。

    Dd425108.note(ja-jp,office.13).gif注:
    提示される既定の SIP ドメインをそのまま使用するか、一覧を使用して別の既存のドメインを既定の SIP ドメインとして選択するか、または既定の SIP ドメインとして新しいドメイン FQDN を入力することができます。
  9. [フォレストの準備の準備完了] ページで、現在の設定を確認して、[次へ] をクリックします。

  10. [フォレストの準備ウィザードが完了しました] ページで、[ログの表示] をクリックします。

  11. [アクション] 列で [フォレストの準備] を展開します。各タスクの末尾に <成功> という実行結果が表示されていることを確認し、フォレストの準備が正常に完了したことを確認します。ログを閉じ、[完了] をクリックします。

  12. Active Directory のレプリケーションが完了するまで待機するか、フォレストのルート ドメイン コントローラの Active Directory サイトとサービス スナップインに一覧表示されているすべてのドメイン コントローラへのレプリケーションを強制的に実行してから、ドメインの準備を実行します。サイト内でレプリケーションが数分以内に開始されるよう、すべての Active Directory サイト内のドメイン コントローラ間でレプリケーションを強制的に実行します。