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グローバル設定の保管場所の決定

トピックの最終更新日: 2009-01-23

フォレストの準備を実行して Office Communications Server 2007 R2 用の Active Directory ドメイン サービス (AD DS) を準備する前に、複数の要素を評価して、グローバル設定の保存先を決める必要があります。

グローバル設定の場所の評価

フォレストの準備を実行する場合は、Office Communications Server のグローバル設定を保存する場所を選択する必要があります。保存先として、ルート ドメイン内のシステム コンテナまたはフォレスト全体に複製される構成コンテナを選択できます。

以下のデシジョン ツリーに示す各要素を基準として、グローバル設定の最適な保存場所を決定できます。

グローバル設定の保存に関するデシジョン ツリー

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  1. Live Communications Server 2005
    Microsoft Office Live Communications Server 2005 Service Pack 1 (SP1) はインストールされていますか。インストールされている場合、構成コンテナは選択肢から除外されます。システム コンテナを選択してください。
    集中管理されているトポロジに展開した Live Communications Server 2005 を分散トポロジに移行する場合は、ルート ドメインへのアクセスに関連するサーバーや Microsoft 管理コンソール (MMC) で、パフォーマンスが低下する問題が発生することがあります。その場合は、グローバル設定をシステム コンテナから構成コンテナに移行できます。グローバル設定を構成コンテナに移行する方法については、「グローバル設定コンテナーの移行」を参照してください。
  2. 成熟した Exchange 実装
    複製のトラフィックがネットワークに与える影響を評価できる、成熟した Exchange 実装がありますか。ある場合は、Exchange 構成設定が既にフォレスト全体に複製されているため、Office Communications Server グローバル設定を構成コンテナに追加しても、ネットワークに大きな影響はありません。構成コンテナを選択してください。
  3. 分散フォレスト
    フォレストが分散されており、その Active Directory ドメインまたはサイトからルート ドメイン内のドメイン コントローラへの接続の速度と信頼性が不十分ではありませんか。これに該当し、(ドメインに参加しないエッジ サーバーを除き) Office Communications Server を実行するサーバーをこのような場所に展開することを計画している場合は、構成コンテナを選択してください。
  4. 空のルート ドメイン
    フォレストが、ユーザーまたはサーバーをホストしないルート ドメインを含んでいますか。含んでいる場合は、その子ドメインからルート ドメイン内のドメイン コントローラへの接続の速度と信頼性が不十分ではありませんか。これに該当し、(ドメインに参加しないエッジ サーバーを除き) Office Communications Server を実行するサーバーをこのようなドメインに展開することを計画している場合は、構成コンテナを選択してください。この状況は、前の分散フォレストの状況と似ています。
  5. 新規展開
    Live Communications Server、Exchange、または複雑なフォレストが存在しない環境に新規の単純なインストールを実行していますか。その場合は、Active Directory 複製のネットワーク トラフィックを減らすためにシステム コンテナを選択してください。

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