ステップ 1. Office Communications Server と連動するための Microsoft Exchange でのユニファイド メッセージングの構成

要件と推奨事項

作業を始める前に、以下のことを行います。

• Exchange サーバーの役割 (ハブ トランスポート、クライアント アクセス、メールボックス、およびユニファイド メッセージング) を展開していることを確認します。Exchange Server 2007 SP1 の展開の詳細については、「Microsoft Exchange Server 2007」の Exchange Server 2007 SP1 製品ドキュメントを参照してください。

  注:
  Exchange Server の役割は、Office Communications Server 2007 R2 と同じフォレストにも異なるフォレストにも展開できます。

• 「Plan for Exchange Server 2007 SP1 Unified Messaging in Office Communications Server (Office Communications Server での Exchange Server 2007 SP1 ユニファイド メッセージングの計画). Exchange Server ユニファイド メッセージングと Communications Server を統合する場合は、慎重に計画し、関連するテクノロジ、有効にする機能、および展開を問題なく完了するうえで認識しておく必要のある重要な構成の詳細について、明確に理解しておく必要があります。

以下の点にも注意してください。

• Exchange Server ユニファイド メッセージングを複数のフォレストにインストールした場合は、各 UM フォレストに対して Exchange の統合ステップを実行する必要があります。また、各 UM フォレストは、Communications サーバーが展開されているフォレストを信頼するように構成し、Communications サーバーが展開されているフォレストは、各 UM フォレストを信頼するように構成する必要があります。
• 統合ステップは、Exchange Server ユニファイド メッセージングを実行しているサーバーと、Communications Server を実行しているサーバーの両方で実行します。Exchange Server ユニファイド メッセージングの統合ステップを実行してから、Communications Server の統合ステップを実行してください。
• Exchange 2007 SP1 ユニファイド メッセージングの統合プロセスの概要、サポートされるトポロジの説明、および作業の計画の一覧については、「Plan for Exchange Server 2007 SP1 Unified Messaging in Office Communications Server (Office Communications Server での Exchange Server 2007 SP1 ユニファイド メッセージングの計画). 以降の各手順を開始する前に、このトピックに目を通しておくことを強くお勧めします。

概要

エンタープライズ VoIP と連動するように Exchange Server ユニファイド メッセージングを構成する手順は、次の作業で構成されます。

• 1 つ以上の UM ダイヤル プランと、必要に応じて、そのサブスクライバ アクセス用の電話番号を作成してから、対応する場所のプロファイルを作成します。
• exchucutil.ps1 スクリプトを使用して、以下のタスクを実行します。
  • UM IP ゲートウェイを作成します。
  • UM ハント グループを作成します。
  • UM Active Directory オブジェクトの読み取りアクセス許可を Communications Server に付与します。
• UM 自動応答オブジェクトを作成します。
• サブスクライバ アクセス オブジェクトを作成します。
• 各ユーザーの SIP URI を作成し、ユーザーを UM ダイヤル プランに関連付けます。

エンタープライズ VoIP と連動するように Exchange UM を構成する次のステップ

1. ExchUCUtil.ps1 が実行されている Microsoft Exchange でのユニファイド メッセージングの構成
2. Microsoft Exchange Server 2007 ユニファイド メッセージングを実行しているサーバーでの証明書の構成