ビューの操作

公開日: 2009 年 3 月 18 日 (作業者: iisteam (英語))

更新日: 2009 年 5 月 27 日 (作業者: iisteam (英語))

必要条件

このチュートリアルでは、次のような環境を前提としています。

  1. IIS Database Manager が Web サーバーにインストールされていること。
  2. データベース サーバー (Web サーバーと同じ物理コンピューター上でも可)。

ステージのセットアップ

このチュートリアルの手順は、あらゆるデータベースの展開に適用できる一般的なものです。ただし、ここでは、「テーブルの操作」という別のチュートリアルで作成したテーブルを使用して、新しいビューを作成する方法、および既存のビューを管理または削除する方法について説明します。

新しいビューの作成

前の例に基づいて、"FabrikamUsers" および "AccessControls" テーブルからデータを収集して表示するビューを作成します。新しいビューを作成するには、次の手順を実行します。

  1. インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャーを開きます。

  2. Database Manager を開き、データベース接続ノードを展開します (データベースへの接続の作成の詳細については、「IIS Database Manager の基本」を参照してください)。

  3. [ビュー] ノードを右クリックし、[新しいビュー] をクリックします。新しいクエリ エディターが表示されます。
    Ff454135.Fig1-NewViewIcon(ja-jp,TechNet.10).png

  4. クエリ エディターで、このビューのデータを選択するクエリを入力します。この例では、すべてのユーザーとその関連するリソースに関する情報を選択し、一覧をユーザー名で並べ替えます。入力する必要があるクエリを以下に示します。

    SELECT FabrikamUsers.Username, AccessControls.ResourceURL, AccessControls.IsUserAllowed
    FROM FabrikamUsers
    INNER JOIN AccessControls ON (FabrikamUsers.UserId = AccessControls.UserId) 
    

    Ff454135.Fig2-NewViewEditor(ja-jp,TechNet.10).png

  5. クエリ エディターのツールバーにある [実行] をクリックします。クエリの結果が表示され、これによってビューで予期された結果を返すことができるようになります。
    Ff454135.Fig3-ExecuteView(ja-jp,TechNet.10).png

  6. クエリ エディターのツールバーにある [保存して閉じる] をクリックします。

  7. [ビュー名] に「UsersResources」と入力します。スキーマを指定することも、[スキーマ名] フィールドを空白のままにしてデータベース ユーザー用の既定のスキーマを使用することもできます。
    Ff454135.Fig4-SaveView(ja-jp,TechNet.10).png

  8. [OK] をクリックします。クエリ エディターが終了し、ビューが保存されます。ビューが追加されたことは、[ビュー] ノードの下に表示されるビューの一覧で確認できます。
    Ff454135.Fig5-UpdateTreeView(ja-jp,TechNet.10).png

既存のビューの変更

Database Manager では、作成済みのビューのクエリを編集できます。前の「新しいビューの作成」の例で作成した UsersResources ビューを使用して、ビューの編集方法を示します。UsersResources ビューのデータをユーザー名によって並べ替えます。ビューを編集するには、次の手順を実行します。

  1. インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャーを開きます。

  2. Database Manager を開き、データベース接続ノードを展開します (データベースへの接続の作成の詳細については、「IIS Database Manager の基本」を参照してください)。

  3. [ビュー] ノードを展開します。"UsersResources" を含む、すべてのデータベース ビューの一覧が表示されます。

  4. "UsersResources" をクリックし、Database Manager のツールバーの [ビューを開く/編集] をクリックします。クエリ エディターが開き、クエリが表示されます。
    Ff454135.Fig6-OpenEditViewIcon(ja-jp,TechNet.10).png

  5. エディターで既存のクエリにあらゆる変更を加えることができます。この例では、ユーザー名でビューのデータを並べ替えます。そのために、次のようにクエリを変更します。

    SELECT TOP 1000 FabrikamUsers.Username, AccessControls.ResourceURL, AccessControls.IsUserAllowed
    FROM FabrikamUsers
    INNER JOIN AccessControls ON (FabrikamUsers.UserId = AccessControls.UserId)
    ORDER BY FabrikamUsers.Username ASC
    

    注: SQL Server では、ビューで "ORDER BY" コマンドを使用するには、"TOP" も指定する必要があります。

  6. クエリ エディターのツールバーにある [実行] をクリックします。クエリの結果が、並べ替えられた順序で表示されます。
    Ff454135.Fig7-EditExecuteView(ja-jp,TechNet.10).png

  7. クエリ エディターのツールバーにある [保存] をクリックします。ビューに対する変更が保存されます。ビューにさらに変更を加えるまでは、[保存] ボタンはグレー表示されます。ビューの編集を続行することも、エディターを終了することもできます。

既存のビューの削除

Database Manager を使用して、既存のビューを削除できます。ビューを削除するには、次の手順を実行します。

  1. インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャーを開きます。
  2. Database Manager を開き、データベース接続ノードを展開します (データベースへの接続の作成の詳細については、「IIS Database Manager の基本」を参照してください)。
  3. [ビュー] ノードを展開します。すべてのデータベース ビューの一覧が表示されます。
  4. 削除するビューを選択します。
    Ff454135.Fig8-DeleteViewIcon(ja-jp,TechNet.10).png
  5. 右クリックし、[削除] をクリックします。操作の確認を求められます。
  6. [はい] をクリックすると、ビューが削除されます。ビューが削除されたことを確認するには、[ビュー] ノードの下に表示されるビューの一覧を調べます。

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