計画と査定 : Windows Server Update Services (WSUS) を使用する

手順 7e: WSUS サーバーのセットアップを実行する

前述のトピックを確認したら、WSUS をインストールできます。ログオンするときは、ローカルの Administrators グループのメンバであるアカウントを使用する必要があります。WSUS をインストールできるのは、ローカルの Administrators グループのメンバだけです。

無人インストールを実行する場合は、後の「付録 A: 無人インストール」を参照してください。

重要 :
WSUS のリリース ノートを必ずお読みください。多くの場合、リリース ノートには、リリースに関する重要な最新情報が記載されています。WSUS のリリース ノートは、次の場所にあります。

<WSUS のインストール ドライブ>:\Program Files\Update Services\Documentation\ja

: WSUS2-KB919004-x86.exe の最新バージョンは、Microsoft Web サイトで入手できます。

WSUS のインストール後に WSUS のポート番号を変更する場合、IIS サービスを手動で再起動してください。

サーバーに WSUS をインストールするには

  1. インストーラ ファイル (WSUSSetup.exe) をダブルクリックします。

  2. 開始ページで、[次へ] をクリックします。

  3. 使用許諾契約書の条項を注意深く読み、[使用許諾契約書に同意します] をクリックして [次へ] をクリックします。

  4. [更新元の選択] ページで、クライアント コンピュータが更新プログラムを取得する場所を指定できます。[更新プログラムをローカルに保存する] をオンにすると、更新プログラムは WSUS サーバー上に格納されるので、更新プログラムを格納するファイル システムの場所を選択できます。更新プログラムをローカルに格納しない場合は、クライアント コンピュータが Microsoft Update に接続して、承認された更新プログラムを取得します。

    選択したら、[次へ] をクリックします。

    詳細については、前の「更新プログラムの格納場所を決定する」を参照してください。

    [更新元の選択] ページ

    [更新元の選択] ページ

  5. [データベースのオプション] ページで、WSUS データベースの管理に使用するソフトウェアを選択します。既定では、WMSDE は Windows Server 2003 を実行しているコンピュータにインストールされますが、WSUS では、WMSDE のインストール場所を指定することもできます。既定の設定を受け入れるには、[次のコンピュータに SQL Server Desktop Engine (Windows) をインストールする] をクリックします。WMSDE を使用できない場合は、[次のコンピュータにある既存のデータベース サーバーを使用する] をクリックし、ドロップダウン リストからインスタンス名を選択します。

    選択したら、[次へ] をクリックします。

    詳細については、前の「WSUS に使用するデータベースを選択する」を参照してください。

    [データベースのオプション] ページ

    [データベースのオプション] ページ

  6. [Web サイトの選択] ページで、WSUS で使用する Web サイトを指定します。2 つの重要な URL に注意してください。1 つは、クライアント コンピュータを WSUS に関連付ける URL で、もう 1 つは WSUS を構成する WSUS コンソールの URL です。

    選択したら、[次へ] をクリックします。

    詳細については、前の「IIS をインストールして構成する」を参照してください。

    [Web サイトの選択] ページ

    [Web サイトの選択] ページ

  7. [更新プログラムのミラー化の設定] ページで、この WSUS サーバーに対する管理役割を指定します。集中管理トポロジを使用する場合、アップストリーム WSUS サーバーの名前を入力します。これが初めてネットワークで構成した WSUS サーバーである場合、または分散管理トポロジを使用する場合、この画面をスキップしてください。

    選択したら、[次へ] をクリックします。

    管理役割の詳細については、前の「管理形態を選択する」を参照してください。

    [更新プログラムのミラー化の設定] ページ

    [更新プログラムのミラー化の設定] ページ

  8. [Microsoft Windows Server Update Services をインストールする準備ができました] ページで、[次へ] をクリックします。

    [Microsoft Windows Server Update Services をインストールする準備ができました] ページ

    [Microsoft Windows Server Update Services をインストールする準備ができました] ページ

  9. ウィザードの最後のページで WSUS のインストールが正常に完了したことを確認し、[完了] をクリックします。

セットアップを完了するには、WSUS が更新プログラムを格納するドライブのルートに、特定のアクセス許可を与えて WSUS が機能するようにする必要があります。WSUS セットアップによって更新プログラムを格納するルート ドライブのアクセス許可が変更されることはありません。しかし、このドライブに適切なアクセス許可セットが与えられていない場合があります。たとえば、WSUS をインストールする前に、セキュリティ ツールを使用してディスクから既定のアクセス許可が削除されている場合があります。この問題を管理するには、次の手順を使用して更新プログラムの格納先ドライブを調べて、アクセス許可が正しく設定されていることを確認します。

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更新プログラムの格納先ドライブに対するアクセス許可を確認するには

  1. [マイ コンピュータ] をダブルクリックし、更新プログラムが格納されているドライブを右クリックして、[共有とセキュリティ] をクリックします。

  2. そのドライブに、Windows Server 2003 の NT Authority\Network Service グループに対する読み取りアクセス許可があることを確認します。Windows 2000 Server の場合は、ドライブに Users グループに対する読み取りアクセス許可が必要です。ドライブにこれらのアクセス許可が与えられていない場合は追加してください。

WSUS で必要なすべてのアクセス許可の包括的な一覧については、操作ガイドの「Troubleshooting Windows Server Update Services」の「Verifying WSUS Server Settings」(英語) を参照してください。このドキュメントの最新バージョンは、Microsoft Windows Server 2003 TechCenter サイト (英語)で入手できます。

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