このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft Windows の JScript および VBScript スクリプト エンジンの脆弱性を解決します。 この脆弱性により、ユーザーが特別に細工された Web サイトにアクセスした場合に、リモートでコードが実行される可能性があります。 攻撃者がこれらの脆弱性を悪用した場合、現在のユーザーと同じユーザー権限を取得する可能性があります。 現在のユーザーが管理者権限でログオンしている場合、これらの脆弱性を悪用した攻撃者が影響を受けるシステムを制御する可能性があります。 このような攻撃者はプログラムをインストールしたり、データの閲覧、変更、削除を行ったり、完全なユーザー権限を持つ新しいアカウントを作成したりできるようになります。
このセキュリティ更新プログラムは、Windows Vista のサポートされているリリースの JScript および VBScript スクリプト エンジンの影響を受けるバージョンと、Windows Server 2008 および Windows Server 2008 R2 の Moderate で重大と評価されます。 詳細については、「AffectedSoftware」セクションを参照してください。
Web ベースの攻撃シナリオでは、攻撃者はインターネット エクスプローラーを介して脆弱性を悪用するように設計された特別に細工された Web サイトをホストし、ユーザーに Web サイトを表示するよう誘導する可能性があります。 攻撃者は、IE レンダリング エンジンをホストするアプリケーションまたは Microsoft Office ドキュメントに、"初期化しても安全" とマークされた ActiveX コントロールを埋め込む可能性もあります。 攻撃者は、侵害された Web サイトや、ユーザーが提供したコンテンツや広告を受け入れる、またはホストする Web サイトを利用する可能性もあります。 これらの Web サイトには、脆弱性を悪用する可能性がある特別に細工されたコンテンツが含まれている可能性があります。
セキュリティ更新プログラムの展開情報については、「エグゼクティブの概要」で参照されている Microsoft サポート技術情報の記事を参照してください。
謝辞
Microsoft は、連携した脆弱性の開示を通じてお客様を保護するのに役立つセキュリティ コミュニティの人々の取り組みを認識しています。 詳細については、「 受信確認 」を参照してください。
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