削除済みメールボックスおよび削除済みアイテムの保存期間の構成

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2006-08-23

次のようなさまざまな状況で、Microsoft Exchange Server 2007 データベースの復元を考慮しなくてはならない場合があります。

  • ユーザーが、削除済みアイテム フォルダから削除された電子メール メッセージや、物理的な削除によって削除された電子メール メッセージを削除する場合。物理的な削除は、ユーザーが Shift キーを押しながら Del キーを押したときに発生します。
  • 管理者が間違ったメールボックスを削除する場合。
  • 以前の従業員の削除済みメールボックスからメッセージを回復する必要がある場合。

ただし、推奨される保存期間を構成すると、Exchange 2007 データベースを復元しなければならないようなシナリオを回避することができます。削除済みアイテムの保存期間および削除済みメールボックスの保存期間を使用すると、Exchange データベースを復元して、前述の状況を解決する必要がなくなる場合があります。データベース全体の復元による影響を少なくするには、削除済みアイテムの保存期間と削除済みメールボックスの保存期間の両方を構成することをお勧めします。Exchange 2007 で、以下を構成できます。

  • 削除済みアイテムの保存期間**   削除済みアイテム** フォルダから削除したアイテムまたは物理的に削除したアイテムを回復することができます。Exchange サーバーで削除済みアイテムの保存期間を構成する必要があります。また、アイテムの回復は、保存期間中に行われる必要があります。Exchange 2007 では、既定の保存期間は 14 日です。削除済みアイテムの実際の回復は、クライアントから行われます。
  • 削除済みメールボックスの保存期間   削除したメールボックスを回復することができます。Exchange サーバーで削除済みメールボックスの保存期間を構成する必要があります。また、メールボックスの回復は、保存期間中に行われる必要があります。Exchange 2007 では、既定の保存期間は 30 日です。削除したメールボックスの実際の回復は、Exchange 管理シェルまたは Exchange 管理コンソールを使用して実行できます。
    note注 :
    削除済みアイテムと削除済みメールボックスのどちらの保存期間でも、保存期間が長いほど、より多くのサーバーの記憶域が必要になります。必要な記憶域の容量は、存在するユーザーの数と、それらのユーザーのメッセージ関連の動作によって異なります。

詳細情報

削除済みアイテムの保存期間および削除済みメールボックスの保存期間の詳細については、以下のトピックを参照してください。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。