バックアップの実行と監視

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2007-01-17

サーバーのバックアップを実行することは、障害時計画における第一の対応策です。Microsoft Exchange 組織のために、よく練り上げられて十分に準備された障害回復計画を用意する必要があります。障害回復計画には、毎日行うこととして、Exchange データと Active Directory ディレクトリ サービス データのバックアップを組み込む必要があります。サーバーの構成、Active Directory データベース、Microsoft Exchange Information Store サービスなど、多くのソースからすべての重要なデータをバックアップする必要があります。また、ログに記録されているイベントとパフォーマンスのデータもすべてバックアップする必要があります。Active Directory データ、アプリケーション ソフトウェア、Exchange Server 2007 メッセージ追跡ログ ファイル、データベースとログ ファイルなどのレコードを、確実にバックアップしてください。障害回復計画の詳細については、「障害回復」を参照してください。

Windows Server 2003 および Exchange 2007 のデータをバックアップするには、Microsoft Windows Server 2003 に付属する NTBackup ツールを使用できます。また、Exchange 2007 に対応するサードパーティ製のバックアップ ツールを使用してもかまいません。NTBackup ツールを使用すると、Exchange 2007 のデータベース、ディレクトリ、選択したファイル、およびシステム状態データをバックアップでき、これには Windows Server 2003 オペレーティング システムのレジストリ情報も含まれます。

前夜のバックアップ ジョブが実行していることを確認し、エラーや警告が発生していないかどうかを調べます。使用するバックアップ戦略に従って、メディアの交換、ラベル付け、および保管についての手順を作成します。該当する場合は (実行したバックアップの種類に基づいて)、バックアップ プロセスの一部としてトランザクション ログがディスクから削除されているかどうかを確認します。

Exchange のバックアップの正常な実行を予防的に監視することは、障害回復計画の成功にとって不可欠です。運用環境にできる限り近い試験環境で、組織の Exchange インフラストラクチャに対する障害回復計画を定期的にテストする必要があります。

詳細情報

毎日実施する他の重要な運用作業の詳細については、「毎日のタスク」を参照してください。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。