毎日のタスク
適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007
トピックの最終更新日: 2007-01-29
Microsoft Exchange Server 2007 組織の可用性および信頼性を確保するため、物理的なプラットフォーム、オペレーティング システム、およびすべての重要な Exchange 2007 サービスを能動的に監視する必要があります。予防的に保守を行うことで、潜在的なエラーを特定して、Exchange 組織に運用上の問題が発生するのを防ぐことができます。障害回復計画や定期的なバックアップに予防的な保守を組み合わせることによって、問題が発生した場合にその影響を最小限に抑えることができます。
Exchange 組織の監視には、接続、サービス、サーバー リソース、システム リソースに関する問題のチェックが含まれます。また、アラートを設定して問題が発生した場合に管理者に通知されるようにすることもできます。Microsoft Windows Server 2003 および Exchange 2007 では、多数の監視ツールおよびサービスを備えており、Exchange 組織の円滑な運用に役立ちます。日々の監視を怠らないことによる主なメリットには、次のようなことが挙げられます。
- サービス レベル契約 (SLA) のパフォーマンス要件が満たされるようになります。
- 毎日のバックアップ作業やサーバーの状態のチェックなど、特定の管理タスクが正しく遂行されます。
- サーバーのパフォーマンスのボトルネックやリソースを追加する必要性などの問題を、運用環境に影響が発生する前に検出して解決できるようになります。
毎日の保守タスクは、組織にとって何が "正常" であるかということの基準を確立し、異常な動作を検出するのに役立ちます。こうした毎日の保守タスクを実施することは重要であり、これによって、使用レベル、潜在的なパフォーマンスのボトルネック、管理における変化というような、Exchange 組織に関するデータを取得して保持できるようになります。ベスト プラクティスとして毎日実行した方がよいタスクに関する情報については、以下のトピックを参照してください。
詳細情報
毎日のタスクが正しく行われるようにするには、「毎日の運用作業チェックリスト」を参照してください。Exchange 2007 の監視の詳細については、「Microsoft Operations Manager 2005 SP1 を使用した Exchange 2007 の監視」を参照してください。
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。