Enablessc : Stsadm 操作 (Office SharePoint Server)
操作名 : Enablessc
説明
指定した Web アプリケーションの Self-Service Site Creation を有効にします。
この操作は、SharePoint サーバーの全体管理 Web サイトの [Self-Service Site の管理] ページにある [Self-Service Site Creation の有効化] ユーザー インターフェイスを設定する操作と同じです。
注意
Self-Service Site Creation を有効にした場合に、指定した Web アプリケーションのルートにチーム サイト テンプレート付きのサイト コレクションがあると、お知らせリストにリスト項目が追加されます。このリスト項目により、独自のサイト コレクションを作成するために使用できる URL がユーザーに提供されます。
構文
stsadm -o enablessc
-url <URL 名>
[-requiresecondarycontact]
パラメータ
パラメータ名 | 値 | 必須/省略可 | 説明 |
---|---|---|---|
url |
有効な URL 名 (http://サーバー名など) |
必須 |
Self-Service Site Creation を有効にする対象の Web アプリケーションの名前です。 |
requiresecondarycontact |
<なし> |
省略可 |
サインアップ ページで代理の連絡先名を作成するようにユーザーに要求する場合にのみ使用します。 代理の連絡先もサイト コレクション管理者になります。 |
備考
管理者サイト グループのメンバは、Windows SharePoint Services 3.0 を使用して、自身が管理する Web サイトのサブサイトを作成できます。これらのサブサイトは、ホーム ページやドキュメント ライブラリを備えた完全な Microsoft Office SharePoint Server 2007 サイトとして稼働させることができ、また、各サブサイトに独自の権限を設定することもできます。管理者が Self-Service Site Creation 機能を有効にすると、ユーザーは独自のトップレベル Web サイトを作成できるようになります。ユーザーは、サーバーまたは Web アプリケーションに対する管理者権限を所有している必要はなく、Self-Service Site Creation が有効になっている Web サイトへのアクセス権のみを必要とします。ユーザーが基本情報をいくつか入力するだけで、そのユーザーを所有者および管理者とする新しいトップレベル Web サイトが作成されます。Self-Service Site Creation を有効にすると、ユーザーは自分でトップレベル Web サイトを作成できるようになるので、管理者はユーザーの要求に応じてこのような作業を行う必要がなくなります。
例
MyServer というサーバーの Self-Service Site Creation を有効にし、各サイトに必要な連絡先名を 2 つにするには、次の構文を使用します。
stsadm -o enablessc -url http://MyServer -requiresecondarycontact