SharePoint 2013 でブラウザー サポートを計画する

適用対象:yes-img-13 2013no-img-162016 no-img-192019 no-img-seSubscription Edition no-img-sopSharePoint in Microsoft 365.

SharePoint 2013 では、 Internet Explorer ブラウザー ロゴ Internet ExplorerGoogle Chrome ブラウザー ロゴ Google ChromeMozilla Firefox ブラウザー ロゴ Mozilla FirefoxApple Safari ブラウザー ロゴ Apple Safari、Microsoft Edge など、一般的に使用される Web ブラウザーがいくつかサポートされています。 ただし、Web ブラウザーの中には、SharePoint 2013 の一部の機能が低下したり、制限されたり、代替の手順によってしか利用できなかったりするものがあります。

SharePoint 2013 の展開計画の一環として、組織内で使用されるブラウザーを確認し、SharePoint 2013 での最適なパフォーマンスを確保するようにすることをお勧めします。

ブラウザー サポートの主な計画フェーズ

ブラウザー サポートは、SharePoint 2013実装の重要な側面です。 SharePoint 2013をインストールする前に、SharePoint 2013でサポートされるブラウザーについて確認する必要があります。 この記事では、ブラウザー サポートについて次のセクションで説明します。

  • ブラウザー サポートのマトリックス

  • ブラウザーの詳細

ブラウザー サポートのマトリックス

次の表は、一般的に使用されている Web ブラウザーのサポート レベルをまとめたものです。

ブラウザー サポートされている サポートされていない
Microsoft Edge (Chromium)
X
Microsoft Edge (EdgeHTML - レガシ)
X
Internet Explorer 11
X
Internet Explorer 10
X
Internet Explorer 9
X
Internet Explorer 8
X
Internet Explorer 7
X
Internet Explorer 6
X
Google Chrome (最新リリース バージョン)
X
Mozilla Firefox (最新リリース バージョン)
X
Apple Safari (最新リリース バージョン)
X

ブラウザーの詳細

組織で現在使用中または今後使用する予定の Web ブラウザーの詳細を調査して、その Web ブラウザーが SharePoint 2013 で適切に機能すること、および業務ニーズに合うことを確認する必要があります。

サポートされている Internet Explorer のバージョン

SharePoint の機能が、リリース済みバージョンの Internet Explorer と適切に連動することは既に確認済みです。 そのうえで、ブラウザーの対話操作についてさらに詳しく確認する必要がある場合は、Internet Explorer の使用を検討することを強くお勧めします。

Microsoft Edge、Internet Explorer 11、Internet Explorer 10、Internet Explorer 9、Internet Explorer 8

注:

Internet Explorer 11 のエッジ モードはサポートされていません。 一部の機能を作動させるには、[互換表示] リストにサイトを追加します。

注:

Microsoft Edge (Chromium ベースと EdgeHTML ベース) は、SharePoint Server 2013 December 2015 CU でサポートされています。 2015 年 12 月 のCU の詳細については、「2015 年 12 月 8 日の SharePoint Foundation 2013 の更新プログラム (KB3114352) 」をご参照ください。

その他のサポートされているブラウザー

  • Google Chrome (最新リリース バージョン)

  • Mozilla Firefox (最新リリース バージョンおよびその直前のバージョン)

    たとえば、最新リリース バージョンが 10 の場合、バージョン 9 がサポートされることになります。

  • Apple Safari (最新リリース バージョン)

ActiveX コントロール

SharePoint 2013 の機能によっては ActiveX コントロールを必要とするものがあります。 したがって、ActiveX をサポートしないブラウザーでは使用できる機能が制限されます。 現在、この機能をサポートするのは 32 ビット バージョンの Internet Explorer のみです。 その他のブラウザーについては、次のような制限が課せられます。

注:

Internet Explorer 10 では、イマーシブ モードで ActiveX コントロールがサポートされていません。 次に示すコントロールの機能は、デスクトップ モードでのみ動作します。

プラグイン名
DLL ファイル名
機能
サポートされるブラウザー バージョン
既知の制限
デジタル署名
Dsigctrl.dll、dsigres.dll
デジタル署名は、InfoPath クライアントおよび InfoPath Forms Services サーバーの両方で行われます。 次の条件を満たしていることを確認してください。
クライアントで署名されたフォームは、サーバーで検証できます。
サーバーで署名されたフォームは、クライアントで検証できます。
Internet Explorer バージョン 8、9、および 10
フォームを検証できない場合は、フォームに対して署名を実行できないというエラーが表示されます。
NameCtrl
Name.dll
Web ページに連絡先カードとユーザーのプレゼンス状態を表示できるようにします。 クライアント側 API を使用して Office 2016 に統合されます。
Internet Explorer バージョン 8、9、および 10 でサポートされています。
プラグインを使用した場合は、FireFox および Google Chrome もサポートされます。
Internet Explorer バージョン 10 のイマーシブ モードはサポートされていません。
TaskLauncher
Nameext.dll
タスク リスト内の項目を Project Server にエクスポートするために使用されます (クライアント コンピューターに Project 2010 がインストールされている場合)。
すべてのブラウザー
ソフトウェア要件が満たされていない場合は、Project Server をインストールする必要があるというエラー メッセージが表示されます。
SpreadSheetLauncher
Owssupp.dll
Excel へのエクスポート機能において、Excel がインストールされているかどうかの確認に使用されます。
Internet Explorer バージョン 8、9、および 10
Excel がインストールされていない場合は、互換性のあるスプレッドシート アプリケーションがインストールされていないか、またはスプレッドシート アプリケーションがブラウザーと互換性がないためにリストをインポートできないというエラー メッセージが表示されます。
StssyncHandler
Owssupp.dll
SharePoint のイベント リストや連絡先リストを Outlook 2016 などのメッセージング アプリケーションと同期できるようにします。
Internet Explorer バージョン 8、9、および 10
ExportDatabase
Owssupp.dll
Access などのアプリケーションを使用して、SharePoint リスト データを含むデータベースを作成したり、開いたりできるようにします。
Internet Explorer バージョン 8、9、および 10
リストをエクスポートするには、クライアント コンピューターに SharePoint 互換アプリケーションが必要です。
OpenDocuments
Owssupp.dll
ユーザーがドキュメントを作成または編集できるように、Office クライアント アプリケーションを起動します。 指定したテンプレートに基づいてドキュメントを作成したり、読み取り専用としてドキュメントを開いたり、読み取り/書き込み用にドキュメントを開いたりできるようにします。
イマーシブ モードの Internet Explorer バージョン 10 を除くすべてのブラウザー
互換性のある Office アプリケーションまたはブラウザーがクライアントにインストールされていない場合は、機能に SharePoint 互換アプリケーションおよび Web ブラウザーが必要であることを示すエラー メッセージが表示されます。
UploadCtl
Stsupld.dll
SharePoint 2013 ビジュアル モードの [複数のファイルのアップロード] ダイアログでドラッグ アンド ドロップを有効にします。
Internet Explorer バージョン 8 および 9。
CopyCtl
Stsupld.dll
SharePoint サイト上のドキュメントをサーバー上の 1 つ以上の場所にコピーできます。
Internet Explorer バージョン 8、9、および 10
Firefox、Google Chrome、Internet Explorer バージョン 10 のイマーシブ モードでは、コピーの進行状況ダイアログは表示されません。
PPActiveX
PPSLAX.dll
PowerPoint を起動して、スライド ライブラリからプレゼンテーションを開いたり、個別のスライドをスライド ライブラリに発行したりします。
Internet Explorer バージョン 8、9、および 10
Office のクイック実行インストール、および ARM 版 Windows 上で実行される Office バージョンでは動作しません。
BCSLauncher
BCSLaunch.dll
Visual Studio Tools for Office のインストーラーを起動して、サーバー上に生成された Visual Studio Tools for Office パッケージをインストールします。
Internet Explorer バージョン 8、9、および 10

モバイル ブラウザーのサポート

サポートされている各種モバイル デバイス ブラウザーについては、「SharePoint 2013 でサポートされているモバイル デバイス ブラウザー」をご覧ください。

関連項目

その他のリソース

SharePoint Server の計画