Workflow-eventdelivery-throttle : Stsadm プロパティ (Windows SharePoint Services)

説明

すべてのフロントエンド Web サーバーで同時に処理できる (すなわち、プロセッサ使用、非アイドル状態) ワークフローの数を指定します。

スロットルはワークフロー全体での制限ですが、バッチ サイズは単一インスタンスに対して処理されるイベントの数です。その単一インスタンスには、同時にキューに入れられる多くのイベントがある場合があります。 スロットルはバッチ サイズより優先されます。すなわち、すべてのフロントエンド Web サーバーで実行中のインスタンスが多すぎるため、ワークフロー インスタンスを開始も再開始もできない場合、バッチ サイズに関係なく、イベントはどれもフェッチされません。

構文

stsadm -o setproperty

-propertyname workflow-eventdelivery-throttle

-propertyvalue <有効な整数>

[-url] <https://server_name>

getproperty 操作の構文は、次のとおりです。

stsadm -o getproperty

**   propertyname workflow-eventdelivery-throttle**

[-url] <https://server_name>

注意

-propertyname の代わりに -pn を、-propertyvalue の代わりに -pv を使用できます。

以下の表に使用できる値を示します。

名前

propertyname

プロパティの名前を取得または設定します。

propertyvalue

有効な整数です。たとえば、値に 15 を設定すると、 15 個のワークフローがメモリでアクティブになり、16 番目のワークフローが自動的に始まります。自動開始がタイマ サービスに送られ、後で処理されます。

既定値は 15 です。

url

通常、Web アプリケーションの URL へのパスであり、http://*server_name* 形式です。

処理するワークフローの数を 20 に設定するには、次の構文を使用します。

stsadm -o setproperty -pn workflow-eventdelivery-throttle -pv "20"

workflow-eventdelivery-throttle プロパティの現在の設定を表示するには、次の構文を使用します。

stsadm -o getproperty -pn workflow-eventdelivery-throttle