ワークフロー : Stsadm プロパティ (Windows SharePoint Services)

多くのビジネス プロセスではソフトウェアを使用する機会も多いものの、多くの組織においては、最も重要なプロセスは人間に任されています。プロセスに関与する人間どうしのやり取りを自動化することによって、そのプロセスの機能を強化し、効率を高めると共にエラー発生率を下げることができます。この種のヒューマン ワークフローをサポートするソフトウェアを使用することで、組織の実効性を高めることができます。

2007 Microsoft Office system の一部である Microsoft Office SharePoint Server 2007 は、Windows SharePoint Services 上に構築されたワークフロー アプリケーションの機能を一段と高めます。この製品を使用すると、Microsoft Office InfoPath 2007 で作成されたカスタム フォームをワークフローで使用して、Microsoft Office Word 2007、Microsoft Office Outlook 2007 など、Office アプリケーションを通じてユーザーとやり取りすることができます。Office SharePoint Server 2007 には、さまざまな定義済みのワークフローも用意されており、インフォメーション ワーカーは承認やその他の一般的な状況向けに自動化されたビジネス プロセスを作成できます。

ワークフロー プロパティは setpropertygetproperty の操作の一部です。setproperty 操作の構文は、次のとおりです。

stsadm -o setproperty

-propertyname <プロパティ名>

-propertyvalue <プロパティ値>

[-url] <https://server_name>

getproperty 操作の構文は、次のとおりです。

stsadm -o getproperty

-propertyname <プロパティ名>

[-url] <https://server_name>

注意

-propertyname の代わりに -pn を、-propertyvalue の代わりに -pv を使用できます。

次の表では、ワークフロー プロパティについて説明します。

プロパティ名 説明

Workitem-eventdelivery-batchsize (Windows SharePoint Services)

単一のワークフロー インスタンスに配信されるイベントのページング サイズを指定します。

Workflow-eventdelivery-throttle (Windows SharePoint Services)

すべてのフロントエンド Web サーバーで同時に処理できる (すなわち、プロセッサ使用、非アイドル状態) ワークフローの数を指定します。

Workflow-eventdelivery-timeout (Windows SharePoint Services)

ワークフロー ジョブがタイムアウトせずに実行される時間を指定します。ワークフロー ジョブがタイムアウトすると、ワークフロー ジョブがキュー内に戻され、再度実行されます。

Workflow-cpu-throttle

現在は使用されていません。

Workflow-timerjob-cpu-throttle

現在は使用されていません。

Workitem-eventdelivery-batchsize (Windows SharePoint Services)

処理しているタイマ ジョブに対してページングされる作業アイテムの最大数を指定します。

Workitem-eventdelivery-throttle (Windows SharePoint Services)

実行するようにスケジュールされている作業アイテムの特定のクエリで取得できる作業アイテムの最大数を指定します。