データベースの種類と説明 (SharePoint Foundation 2010)

 

適用先: SharePoint Foundation 2010

この記事では、Microsoft SharePoint Foundation 2010 用にインストールされるデータベースについて説明します。これには、サイズ決定と配置に関する情報が含まれます。

SharePoint Foundation 2010 用のデータベースは Microsoft SQL Server 2008 R2、SQL Server 2008 Service Pack 1 (SP1) (累積的な更新プログラム 2 の適用済み)、または SQL Server 2005 SP3 (累積的な更新プログラム 3 の適用済み) でホストできます。また、スタンドアロン インストールも SQL Server 2008 R2 または SQL Server 2008 の Express Edition でホストできます。詳細については、「ハードウェア要件およびソフトウェア要件 (SharePoint Foundation 2010)」を参照してください。

注意

このトピックに記されているデータベース名は、SharePoint 製品構成ウィザード を実行すると自動的に作成されます。これらの名前付け規則を使用する必要はありません。データベースの作成時にデータベース名を指定するか、作成後にデータベース名を変更できます。詳細については、「DBA が作成するデータベースを使用して展開する (SharePoint Foundation 2010)」を参照してください。

この記事で示されているデータベースのサイズは、以下の範囲が基になっています。

表記 サイズの範囲

1 ギガバイト (GB) 以下

100 GB まで

1 テラバイトまで

非常に大

1 テラバイト以上

この記事の内容

SharePoint Foundation 2010 によって使用されるデータベースのグラフィカルな概要については、データベース モデル (英語) (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=187968&clcid=0x411) (英語) を参照してください。

SharePoint Foundation 2010 のデータベース

SharePoint Foundation 2010 の展開には以下のデータベースが含まれます。これらのデータベースは、他のすべての SharePoint 2010 Products 展開にも含まれます。

構成

構成データベースには、SharePoint データベース、インターネット インフォメーション サービス (IIS) Web サイト、Web アプリケーション、信頼できるソリューション、Web パーツ パッケージ、サイト テンプレート、および SharePoint 2010 Products に固有の Web アプリケーションとファームの設定 (既定のクォータ設定やブロックされるファイルの種類など) に関するデータが格納されています。

SharePoint 製品構成ウィザードを使用してインストールされるときの既定のデータベース名プレフィックス

SharePoint_Config

場所の要件

なし

一般的なサイズ情報および拡大要因

小。

ただし、トランザクション ログ ファイルは大きくなる可能性がある。詳細については、後の「備考」を参照。

読み取り/書き込み特性

読み取り中心

推奨されるスケーリング方法

スケールアップが必要、つまりファームごとにサポートされる構成データベースは 1 つだけなので、データベースは大きく拡大する必要があります (極端に拡大する可能性はありません)。

関連付けられている正常性ルール

なし

サポートされるバックアップ メカニズム

SharePoint Foundation 2010 バックアップと復旧。SQL Server、および System Center Data Protection Manager (DPM) 2010。構成データベースはバックアップと復旧の特別なケースです。詳細については、後の「備考」を参照。

既定の復旧モデル

完全。 ログ ファイルの拡大を制限するため、構成データベースを単純復旧モデルに切り替えることをお勧めします。

可用性のためファーム内でのミラーリングをサポートする

必須

障害復旧のために別のファームへの非同期ミラーリングまたはログ配布をサポートする

省略可能

備考

トランザクション ログ ファイル。切り捨てを強制するために構成データベースのトランザクション ログを定期的にバックアップするか、またはシステムをミラーリングしていない場合は、データベースを単純復旧モードで実行するように変更することをお勧めします。詳細については、「トランザクション ログの切り捨て」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=186687&clcid=0x411) を参照してください。

バックアップと復旧。SharePoint ファーム構成およびコンテンツ バックアップを実行すると構成データベースはバックアップされ、データベースの一部の構成設定はエクスポートされて XML ファイルとして格納されます。ファームが復元されるとき、構成データベースは復元されません。代わりに、保存されている構成設定がインポートされます。SharePoint ファームが最初にオフラインになる場合は、SQL Server または他のツールを使用して、構成データベースを正常にバックアップおよび復元できます。

注意

多くの構成設定 (具体的には、Web アプリケーションの設定、サービス アプリケーションの設定、およびローカル サーバーに特有の設定) は、ファーム構成専用のバックアップや復元の際には保存されません。これらの設定は、ファームのコンテンツおよび構成のバックアップ時に保存されますが、その一部 (サービス アプリケーション プロキシの設定など) はファームの復旧時に復元できません。構成のバックアップ時に保存される対象については、「ファーム構成をバックアップする (SharePoint Foundation 2010)」を参照してください。バックアップが行われない構成設定のドキュメント化およびコピー方法については、「構成設定をファーム間でコピーする (SharePoint Foundation 2010)」を参照してください。

サーバーの全体管理コンテンツ

サーバーの全体管理コンテンツ データベースは、構成データベースの 1 つと見なされます。このデータベースには、ユーザー名やサーバーの全体管理サイト コレクションに対するユーザー権限に加えて、ドキュメント ライブラリ内のサイト ドキュメントやファイル、リスト データ、Web パーツ プロパティなど、すべてのサイト コンテンツが格納されます。

SharePoint 製品構成ウィザードを使用してインストールされるときの既定のデータベース名プレフィックス

SharePoint_AdminContent

場所の要件

なし

一般的なサイズ情報および拡大要因

小。

読み取り/書き込み特性

さまざま

推奨されるスケーリング方法

スケールアップが必要。つまりファームごとにサポートされるサーバーの全体管理データベースは 1 つだけなので、データベースは大きく拡大する必要があります (極端に拡大する可能性はありません)。

関連付けられている正常性ルール

なし

サポートされるバックアップ メカニズム

SharePoint Foundation 2010 バックアップと復旧。SQL Server、および DPM 2010。サーバーの全体管理データベースはバックアップと復旧の特別なケースです。詳細については、後の「備考」を参照。

既定の復旧モデル

完全

可用性のためファーム内でのミラーリングをサポートする

はい

障害復旧のために別のファームへの非同期ミラーリングまたはログ配布をサポートする

いいえ

備考

バックアップと復旧。サーバーの全体管理コンテンツ データベースは、SharePoint ファーム構成およびコンテンツ バックアップを実行するとバックアップされます。ファームが復元されるときは、サーバーの全体管理コンテンツ データベースは復元されません。SharePoint ファームが最初にオフラインにされる場合は、SQL Server または他のツールを使用して、サーバーの全体管理コンテンツ データベースを正常にバックアップおよび復元できます。

コンテンツ データベース

コンテンツ データベースは、ドキュメント ライブラリのサイト ドキュメントまたはファイル、リスト データ、Web パーツ プロパティ、監査ログ、サンドボックス ソリューション、ユーザー名と権限など、サイト コレクションのすべてのコンテンツを格納します。

特定のサイト コレクションのすべてのデータは、ただ 1 つのサーバーの 1 つのコンテンツ データベースに存在します。1 つのコンテンツ データベースを、複数のサイト コレクションと関連付けることができます。

Microsoft Office Web Apps が展開されている場合、コンテンツ データベースは Office Web Apps キャッシュも含みます。キャッシュは、Web アプリケーションごとに 1 つだけ作成されます。異なるコンテンツ データベースに格納された複数のサイト コレクションで Office Web Apps がアクティブになっている場合、それらは同じキャッシュを使用します。キャッシュのサイズ、有効期間、および場所を構成できます。Office Web Apps キャッシュのサイズの詳細については、「Office Web Apps のキャッシュを管理する」を参照してください。

SharePoint 製品構成ウィザードを使用してインストールされるときの既定のデータベース名プレフィックス

WSS_Content

場所の要件

なし

一般的なサイズ情報および拡大要因

システムのパフォーマンスのため、コンテンツ データベースのサイズを 200 GB に制限することを強くお勧めします。詳細については、後の「備考」を参照してください。

コンテンツ データベースのサイズは、使用状況によって大きく変化します。詳細については、後の「備考」を参照してください。

読み取り/書き込み特性

使用状況によって変化します。たとえば、共同作業環境では書き込みが多く、ドキュメント管理環境では読み取りが多くなります。

推奨されるスケーリング方法

サイト コレクションをサポートしているコンテンツ データベースはスケール アップが必要です。このデータベースは必要に応じてサイズを拡大できる必要があります。ただし、Web アプリケーションに関連付けられた追加のサイト コレクションを作成して、その新しいサイト コレクションを別のコンテンツ データベースに関連付けることができます。また、コンテンツ データベースが複数のサイト コレクションに関連付けられている場合は、サイト コレクションを別のデータベースに移動できます。

関連付けられている正常性ルール

なし

サポートされるバックアップ メカニズム

SharePoint Foundation 2010 バックアップと復旧、SQL Server、および DPM 2010。

既定の復旧モデル

完全

可用性のためファーム内でのミラーリングをサポートする

はい

障害復旧のために別のファームへの非同期ミラーリングまたはログ配布をサポートする

はい

備考

コンテンツ データベース サイズの推奨制限

システムのパフォーマンスのため、コンテンツ データベースのサイズを 200 GB に制限することを強くお勧めします。

重要

最大 1 テラバイトに及ぶコンテンツ データベースは、リファレンス ドキュメント管理システムやレコード センター サイトのように、データが適度に静的に維持される単一サイトの大規模なリポジトリやアーカイブでのみサポートされます。これらのシナリオで、より規模の大きなデータベースがサポートされているのは、I/O パターンや典型的なデータ構造の形式が、より大きな規模に合わせて設計され、テストされているからです。大規模なドキュメント リポジトリの詳細については、「パフォーマンスと容量のテスト結果と推奨事項 (SharePoint Server 2010)」の「Estimate Performance and Capacity Requirements for Large Scale Document Repositories」を参照してください。

コンテンツ データベース サイズの見積もり

コンテンツ データベースのサイズは、サイトの使用状況によって大きく変化します。拡大要因としては、ドキュメント数、ユーザー数、バージョン管理の使用、ごみ箱の使用、クォータのサイズ、監査ログが構成されているかどうか、監査対象に選択されているアイテム数などがあります。

Office Web Apps が使用されている場合、Office Web Apps キャッシュがコンテンツ データベースのサイズに大きく影響する可能性があります。Office Web Apps キャッシュのサイズの詳細については、「Office Web Apps のキャッシュを管理する」を参照してください。

Usage and Health Data Collection データベース

Usage and Health Data Collection Service アプリケーション データベースは、正常性の監視と利用状況のデータを一時的に格納し、レポートと診断のために使用できます。

注意

Usage and Health Data Collection データベースは、直接クエリを行ったり、スキーマを変更したりできる、唯一の SharePoint Foundation 2010 データベースです。

SharePoint 製品構成ウィザードを使用してインストールされるときの既定のデータベース名プレフィックス

WSS_UsageApplication

場所の要件

Usage and Health Data Collection データベースは非常にアクティブであり、可能な場合は、異なるディスクまたはスピンドルに配置する必要があります。

一般的なサイズ情報および拡大要因

非常に大。データベースのサイズは、保持期間要因、ログおよび外部監視が有効なアイテムの数、環境内で実行している Web アプリケーションの数、現在作業しているユーザーの数、有効になっている機能に依存します。

読み取り/書き込み特性

Usage and Health Data Collection データベースは、書き込みが非常に大量です。

推奨されるスケーリング方法

スケールアップが必要。つまりファームごとにサポートされるログ データベースは 1 つだけなので、データベースは大きく拡大する必要があります。

関連付けられている正常性ルール

なし

サポートされるバックアップ メカニズム

SharePoint Foundation 2010 バックアップと復旧、SQL Server、および DPM 2010。

既定の復旧モデル

単純

可用性のためファーム内でのミラーリングをサポートする

あり。ただし、Usage and Health Data Collection データベースはミラー化できますが、お勧めしません。障害が発生した場合は簡単に再作成されます。

障害復旧のために別のファームへの非同期ミラーリングまたはログ配布をサポートする

あり。ただし、Usage and Health Data Collection データベースは非同期ミラー化またはログ配布できますが、お勧めしません。障害が発生した場合は簡単に再作成されます。

Business Data Connectivity データベース

Business Data Connectivity Service アプリケーション データベースには、外部コンテンツ タイプおよび関連するオブジェクトが格納されます。

SharePoint 製品構成ウィザードを使用してインストールされるときの既定のデータベース名プレフィックス

Bdc_Service_DB_

場所の要件

なし

一般的なサイズ情報および拡大要因

小。サイズは接続の数によって決まります。

読み取り/書き込み特性

Business Data Connectivity データベースは読み取りが非常に大量です。

推奨されるスケーリング方法

スケールアップが必要。つまりファームごとにサポートされる Business Data Connectivity データベースは 1 つだけなので、データベースは大きく拡大する必要があります (極端に拡大する可能性はありません)。

関連付けられている正常性ルール

なし

サポートされるバックアップ メカニズム

SharePoint Foundation 2010 バックアップと復旧、SQL Server、および DPM 2010。

既定の復旧モデル

完全

可用性のためファーム内でのミラーリングをサポートする

はい

障害復旧のために別のファームへの非同期ミラーリングまたはログ配布をサポートする

いいえ

Application Registry データベース

Application Registry Service アプリケーション データベースは、Microsoft Office SharePoint Server 2007 ビジネス データ カタログ API によって使用されている情報に接続するために使用される下位互換性のある情報を格納します。

注意

Office SharePoint Server 2007 ビジネス データ カタログからのアプリケーションの移行が完了したら、Application Registry Service アプリケーションを無効にしてデータベースを削除できます。

SharePoint 製品構成ウィザードを使用してインストールされるときの既定のデータベース名プレフィックス

Application_Registry_server_DB_

場所の要件

なし

一般的なサイズ情報および拡大要因

小。サイズは接続の数によって決まります。

読み取り/書き込み特性

読み取りが大量。

推奨されるスケーリング方法

スケールアップが必要。つまりファームごとにサポートされる Application Registry Service データベースは 1 つだけなので、データベースは大きく拡大する必要があります (極端に拡大する可能性はありません)。

関連付けられている正常性ルール

なし

サポートされるバックアップ メカニズム

SharePoint Foundation 2010 バックアップと復旧、SQL Server、および DPM 2010。

既定の復旧モデル

完全

可用性のためファーム内でのミラーリングをサポートする

はい

障害復旧のために別のファームへの非同期ミラーリングまたはログ配布をサポートする

いいえ

Subscription Settings データベース

Microsoft SharePoint Foundation Subscription Settings Service アプリケーション データベースは、ホストされる顧客の機能と設定を格納します。Subscription Settings Service アプリケーションとデータベースは、SharePoint 製品構成ウィザードによっては作成されません。Windows PowerShell コマンドレットを使用して作成する必要があります。詳細については、「New-SPSubscriptionSettingsServiceApplication」を参照してください。

SharePoint 製品構成ウィザードを使用してインストールされるときの既定のデータベース名プレフィックス

SubscriptionSettings_

場所の要件

なし

一般的なサイズ情報および拡大要因

小。サイズはテナント、ファーム、およびサポートされる機能の数によって決まります。

読み取り/書き込み特性

Subscription データベースは読み取りが大量です。

推奨されるスケーリング方法

サービス アプリケーション インスタンスをサポートするデータベースをスケールアップします。サービス アプリケーションの追加インスタンスを作成することでスケールアウトできます。ただし、別のサービス アプリケーションを作成する決定は、スケール、要件ではなく、ビジネスに基づく可能性があります。

関連付けられている正常性ルール

なし

サポートされるバックアップ メカニズム

SharePoint Foundation 2010 バックアップと復旧、SQL Server、および DPM 2010。

推奨される復旧モデル

完全

可用性のためファーム内でのミラーリングをサポートする

はい

障害復旧のために別のファームへの非同期ミラーリングまたはログ配布をサポートする

いいえ

SQL Server システム データベース

SharePoint Foundation 2010 は SQL Server に基づいており、結果として、SQL Server システム データベースを利用します。SQL Server では、システム テーブル、システム ストアド プロシージャ、カタログ ビューなどのシステム オブジェクトの情報をユーザーが直接更新することはできません。代わりに、SQL Server には管理ツールの完全なセットが用意されており、ユーザーはシステムおよびデータベースのすべてのユーザーとオブジェクトを完全に管理できます。SQL Server システム データベースの詳細については、「システム データベース」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=186699&clcid=0x411) を参照してください。

master

master データベースは、SQL Server のインスタンスに対するすべてのシステム レベル情報を記録します。

既定のデータベース名

master

場所の要件

なし

一般的なサイズ情報および拡大要因

読み取り/書き込み特性

さまざま

推奨されるスケーリング方法

スケールアップ (極端に拡大する可能性はありません)。

関連付けられている正常性ルール

なし

サポートされるバックアップ メカニズム

SQL Server バックアップと復旧。

既定の復旧モデル

単純

可用性のためファーム内でのミラーリングをサポートする

いいえ

障害復旧のために別のファームへの非同期ミラーリングまたはログ配布をサポートする

いいえ

model

model データベースは、SQL Server のインスタンスで作成されるすべてのデータベースのテンプレートとして使用されます。データベース サイズ、照合順序、復旧モデル、他のデータベース オプションなど、model データベースに対する変更は、それ以降に作成されるすべてのデータベースに適用されます。

既定のデータベース名

model

場所の要件

なし

一般的なサイズ情報および拡大要因

読み取り/書き込み特性

さまざま

推奨されるスケーリング方法

スケールアップ (極端に拡大する可能性はありません)。

関連付けられている正常性ルール

なし

サポートされるバックアップ メカニズム

SQL Server バックアップと復旧。

既定の復旧モデル

完全

可用性のためファーム内でのミラーリングをサポートする

いいえ

障害復旧のために別のファームへの非同期ミラーリングまたはログ配布をサポートする

いいえ

msdb

msdb データベースは、通知とジョブをスケジュールするために SQL Server エージェントによって使用されます。

既定のデータベース名

msdb

場所の要件

なし

一般的なサイズ情報および拡大要因

読み取り/書き込み特性

さまざま

推奨されるスケーリング方法

スケールアップ (極端に拡大する可能性はありません)。

関連付けられている正常性ルール

なし

サポートされるバックアップ メカニズム

SQL Server バックアップと復旧。

既定の復旧モデル

単純

可用性のためファーム内でのミラーリングをサポートする

いいえ

障害復旧のために別のファームへの非同期ミラーリングまたはログ配布をサポートする

いいえ

tempdb

tempdb データベースは、一時的なオブジェクトまたは中間結果のセットを保持する作業空間です。また、他一時的なストレージ ニーズにも使用されます。tempdb データベースは SQL Server が起動されるたびに再作成されます。

既定のデータベース名

tempdb

場所の要件

高速ディスクの、他のデータベースとは異なるスピンドルに配置します。必要な数のファイルを作成し、ディスクの帯域幅を最大にします。複数のファイルを使用すると tempdb の記憶域競合が減少し、非常に優れたスケーラビリティが得られます。ただし、作成するファイルが多すぎると、パフォーマンスが低下し、管理オーバーヘッドが増加するので、避けてください。一般に、サーバーの CPU ごとに 1 つのデータ ファイルを作成し、必要に応じてファイルの数を増減させて調整します。デュアルコア CPU は 2 CPU と考えることに注意してください。

一般的なサイズ情報および拡大要因

小から非常に大。tempDB データベースのサイズは急速に増減します。サイズは、システムを使用しているユーザーの数、および実行している特定のプロセッサに依存します。たとえば、大きいインデックスのオンライン再構築や、大きい並べ替えを実行すると、データベースは急速に拡大します。

読み取り/書き込み特性

さまざま

推奨されるスケーリング方法

スケールアップ

関連付けられている正常性ルール

なし

サポートされるバックアップ メカニズム

SQL Server バックアップと復旧。

既定の復旧モデル

単純

可用性のためファーム内でのミラーリングをサポートする

いいえ

障害復旧のために別のファームへの非同期ミラーリングまたはログ配布をサポートする

いいえ