導入実験のシナリオ

  • [アーティクル]

Windows 2000 リソース キット導入実験のシナリオでは、ソリューションの構成例として、大規模な組織やインターネットを再現したネットワークに、Windows 2000 技術を導入する作業をデモンストレートします。

Active Directory

  • Windows 2000 DNS の Active Directory サポートへの構成

    このシナリオでは、Microsoft Windows 2000 ドメイン ネーム システム (DNS) サーバー インフラストラクチャの設計方法を紹介します。このインフラストラクチャでは、DNS の管理を単純化し、コンピュータがドメイン コントローラを探索することを可能にする Active Directory™ ディレクトリ サービスをサポートします。また、Active Directory を使用して、DNS のセキュリティと信頼性を向上させる方法も紹介します。

  • Active Directory 複製を考慮したサイト トポロジの設計

    このシナリオでは、多国籍企業が単一の Windows 2000 フォレスト内の複数ドメインによって複数サイトをカバーしている場合を想定して、ビジネス ニーズ、地理的な距離、およびドメイン コントローラ間の接続の物理的なサイト トポロジに応じて、Active Directory™ ディレクトリ サービスの変更の複製を構成する方法を紹介します。

  • グローバルな Active Directory ドメインと信頼関係のインフラストラクチャの設計

    このシナリオでは、多国籍企業で地理的に離れたオフィス間、および買収した子会社との間で発生するニーズに合わせて、Windows 2000 ドメイン インフラストラクチャの作成方法を紹介します。

  • 組織単位の構成の設計および実装

    このシナリオでは、多国籍企業において Active Directory™ ディレクトリ サービスで組織単位 (OU) を使用して、各部門内の情報リソースおよび機能しているインフラストラクチャを効率的に管理する方法を紹介します。

  • Windows 2000 フォレスト間のリソース共有

    Active Directory™ は Windows 2000 に付属するディレクトリ サービスです。Active Directory の単一実装を Windows 2000 フォレストと呼びます。組織内の各部門間でポリシーに大きな差異がある場合、1 つの組織で複数のフォレストを実装できます。このシナリオでは、異なる Active Directory フォレストにユーザーのセキュリティ アカウントが存在する場合に、ユーザーにリソースの使用を許容する方法を紹介します。

  • 名前のオーバーラップによる、既存の DNS インフラストラクチャへの Active Directory 名前空間の統合

    このシナリオでは、Service (SRV) リソース レコードをサポートしない DNS サーバーが企業の DNS 名の処理を担当していて、DNS 名を Active Directory ドメイン名にオーバーラップさせたい場合に、Active Directory™ ディレクトリ サービスをサポートするように Windows 2000 ドメイン ネーム システム (DNS) を構成する方法を紹介します。SRV レコードをサポートしない DNS サーバー単独では、Active Directory をサポートすることはできません。

  • 名前のオーバーラップによらない、既存の DNS インフラストラクチャへの Active Directory 名前空間の統合

    このシナリオでは、Service (SRV) リソース レコードをサポートしない DNS サーバーが企業の DNS 名の処理を担当していて、DNS 名を Active Directory ドメイン名にオーバーラップさせたくない場合に、Active Directory™ ディレクトリ サービスをサポートするように Windows 2000 ドメイン ネーム システム (DNS) を構成する方法を紹介します。SRV レコードをサポートしない DNS サーバー単独では、Active Directory をサポートすることはできません。

ネットワーク

  • DNS インフラストラクチャの概要

    このシナリオでは、Microsoft Windows 2000 ベースのドメイン ネーム システム (DNS) サーバーの導入方法を紹介します。使用した DNS 設計では、Active Directory をサポートしていて、BIND (Berkeley Internet Name Domain) のさまざまなバージョンを組み入れ、内部の名前空間と外部の名前空間を含めています。

  • 複数のサブネット環境のための DHCP 構成

    このシナリオでは、フォールト トレラントかつ安全な手法で複数のサブネット内のクライアントに構成情報を提供する動的ホスト構成プロトコル (DHCP) サーバーの構成方法を紹介します。

  • 動的更新およびセキュリティで保護された動的更新の導入

    このシナリオでは、実験用の導入ネットワークにおいて、Windows 2000 ベースのコンピュータおよび Windows NT 4.0 ベースのコンピュータの両方に対してドメイン ネーム システム (DNS) 動的更新を導入し、Windows 2000 ベースのコンピュータに対して保護された DNS 動的更新を導入します。

  • エンタプライズ ネットワークへの WINS の導入

    このシナリオでは、Windows インターネット ネームサービス (WINS) を実装することによって、NetBIOS 名の名前解決機能を提供するように Microsoft Windows 2000 Server を構成し、Windows 2000 以前のバージョンの Windows クライアントの存在するネットワークをサポートする方法を紹介します。

  • L2TP による支社への接続

    このシナリオでは、L2TP (Layer Two Tunneling Protocol) を使用して企業のオフィスと支社をインターネット経由で接続する方法を紹介します。

  • PPTP によるインターネット経由でリモート ユーザーに接続

    このシナリオでは、PPTP (Point-to-Point Tunneling Protocol) を使用してリモート アクセス ユーザーをインターネット経由で企業イントラネットに接続させる方法を紹介します。

  • L2TP によるインターネット経由でリモート ユーザーに接続

    このシナリオでは、L2TP (Layer Two Tunneling Protocol) を使用してインターネット経由でリモート アクセス ユーザーを企業イントラネットに接続させる方法を紹介します。

  • 協力企業へのエクストラネット接続の構築

    このシナリオでは、協力企業がルーター対ルーター仮想プライベート ネットワーク (VPN) 接続を作成し、その接続によってエクストラネット (共有リソースを含むセキュリティで保護されたネットワーク セグメント) にアクセスします。

  • ダイヤルアップ リモート アクセス ユーザーのイントラネット接続

    このシナリオでは、ダイヤルアップ電話回線を使用してリモート アクセス ユーザーを企業イントラネットに接続する方法を紹介します。

  • QoS の導入によるマルチメディア ネットワークのパフォーマンス向上

    Microsoft® Windows® 2000 Quality of Service (QoS) を導入することによって、ビデオ会議など、遅延の影響を受けやすいネットワーク トラフィックや高い優先順位のネットワーク トラフィックに対して帯域幅を優先的に割り当てて、その使用を保証できます。

  • Windows テレフォニーによる IP マルチキャスト ビデオ会議の導入

    このシナリオでは、ローカル/リモート サイトにある Windows 2000 Professional ベース コンピュータのユーザーのための IP マルチキャスト ビデオ会議の導入方法を紹介します。このシナリオでは、ビデオ会議 (音声とビデオ) の導入に注目しますが、同じ技術および指針を使用して音声のみの会議を導入することもできます。

管理

  • ターミナル サービスを使用したリモート管理

    Microsoft Windows 2000 リソース キット導入実験において、Windows 2000 の動作するサーバー上にリモート管理モードでターミナル サービスをどのようにして導入したかを紹介します。ここでは、Windows NT 4.0 ドメインに存在するクライアントから Windows ドメイン インフラストラクチャを調べるために、ターミナル サーバーに対してターミナル セッションを確立します。

シナリオのリソース

  • 導入実験のハードウェア仕様

    このページでは、シナリオを作成した Microsoft® Windows® 2000 リソース キット チームが使用したハードウェアに関する情報を示します。

  • リソース キット導入実験シナリオの凡例

    この凡例では、Microsoft Windows 2000 リソース キット導入実験シナリオで表記されているネットワーク図や、略語および記号について説明しています。

  • リソースキット導入実験のネットワーク図

    Microsoft Windows 2000 リソースキット導入実験の設備は、『Microsoft Windows 2000 リソースキット導入実験のシナリオ』の導入、テスト、およびドキュメント化を目的として、ワシントン州レドモンドの Microsoft 社内に配置されました。すべてのシナリオは、リソースキット導入実験にかかわる提携企業 (Cisco Systems Inc.、Compaq Computer Corporation、および Intel Corporation) の協力を得て、Microsoft Windows 2000 プログラムの管理チーム、開発チーム、およびテスト チームによって調査、テストされています。リソースキット導入実験は現在も継続中であり、新たな技術とシナリオの導入を進めています。