Config.xml を使用して、2007 Office system のサイレント インストールを構成する

適用対象: Office Resource Kit

 

トピックの最終更新日: 2009-02-17

Config.xml ファイルはインストール タスクの構成に使用し、セットアップの実行中のみ使用します。ユーザーのコンピュータにインストールまたはキャッシュされることはありません。Config.xml ファイルを編集して、インストールをカスタマイズできます。既定では、製品のコア フォルダ (製品のコア フォルダ名.WW フォルダ。例 : Enterprise.WW または Pro.WW) に保存されている Config.xml ファイルにより、製品のインストールがセットアップに指示されます。たとえば、Pro.WW フォルダの Config.xml ファイルによって Microsoft Office Professional 2007 がインストールされます。

Config.xml ファイルを変更して、サイレント インストールを構成する

ユーザーによる操作を必要としない、2007 Microsoft Office system 製品のサイレント インストール (無人インストール) を構成するには、以下の手順に示すように、インストールする製品の Config.xml ファイルを変更し、Display 要素の Level 属性を **"none"**に設定した後 (Display Level="none")、Config.xml ファイルを保存します。Display 要素によって、セットアップで表示されるユーザー インターフェイスのレベルを指定します。

Config.xml のサイレント インストール オプションを指定する

  1. メモ帳などのテキスト エディタ ツールを使用して、インストールする Office 製品 (Office Professional 2007 など) の Config.xml ファイルを開きます。

  2. 次の例に示すような、Display 要素を含む行を探します。

    <!-- <Display Level="full" CompletionNotice="yes" SuppressModal="no" AcceptEula="no" /> -->

  3. 目的のサイレント オプションを使用するように Display 要素のエントリを変更します。たとえば、構文は次のようになります。

    <Display Level="none" CompletionNotice="no" SuppressModal="yes" AcceptEula="yes" />

    これらのオプションは、セットアップでサイレント インストールが実行されるように指示するもので、ユーザーに情報の入力を要求することや、ユーザーの操作が行われるまでインストールが待機状態になることを回避します。構文および Config.xml の詳細については、「2007 Office system の Config.xml ファイル」の「Display 要素」を参照してください。

  4. Config.xml ファイルを保存します。

2007 Office system をインストールするときに、Office アプリケーションが実行されていないことを確認します。たとえば、Config.xml ファイルを変更してサイレント インストールのオプションを指定した後で、Office Professional 2007 をインストールするには、次のコマンドを使用します。

\\server\share \setup.exe /config \\server\share\Pro.WW\config.xml

それぞれの値の意味は以下のとおりです。

\\server\share は、Office Professional 2007 ソース ファイルへのパスです。

/config は、Config.xml ファイルの場所を指定するセットアップのコマンド ライン オプションです。「2007 Office system のセットアップのコマンド ライン オプション」を参照してください。

\\server\share \Pro.WW\config.xml は、Office Professional 2007 用に変更した Config.xml ファイルの場所です。

Office のインストールをカスタマイズする方法の詳細については、「2007 Office system のカスタム構成を展開する (手順)」を参照してください。

Office カスタマイズ ツール (OCT) を使用して、サイレント インストールのオプションを設定することもできます。詳細については、「2007 Office system の Office カスタマイズ ツール」の 「使用許諾契約とユーザー インターフェイス」にある、[表示レベル] と [使用許諾契約書] の設定を参照してください。