Variationsfixuptool : Stsadm 操作 (Office SharePoint Server)

操作名 : variationsfixuptool

説明

管理者は、発行サイトまたはページのバリエーション システム データを修正できます。

バリエーション機能を使用すると、管理者はさまざまなバージョンやバリエーションの発行サイトまたはページを管理できます。

バリエーションの詳細については、「ソース バリエーションについて」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=148924&clcid=0x411) または「バリエーションを計画する」を参照してください。

注意

variationsfixuptool 操作は、Microsoft Office SharePoint Server 2007 Service Pack 2 (SP2) で初めて導入されました。

構文

stsadm -o variationsfixuptool

-url <ソース バリエーション サイトの URL>

[-scan]

[-recurse]

[-label]

[-fix]

[-spawn]

[-showrunningjobs]

パラメータ

パラメータ名

必須/省略可能

説明

url

有効な URL ("http://サーバー名" など)

必須

バリエーション システム データを分析または修正しているソース バリエーションにあるサイトの URL。

scan

<なし>

省略可能

バリエーション階層およびレポート結果を分析します。

このパラメータを使用すると、サーバーの全体管理 Web サイトからはアクセスできない機能を実行できます。

recurse

<なし>

省略可能

url パラメータで指定したサイトのすべてのサブサイトをスキャンまたは修正します。

label

有効なラベル名 ("English" など)

省略可能

バリエーション ターゲットのラベルの名前。

fix

<なし>

省略可能

見つかった無効なバリエーション システム データを修正します。recurse パラメータを使用すると、すべてのサブサイトに対して修正が再帰的に実行されます。

Note メモ
このパラメータを使用すると、サーバーの全体管理 Web サイトからはアクセスできない機能を実行できます。

spawn

<なし>

省略可能

すべてのターゲットのバリエーション ラベルについて、url パラメータで指定したソース バリエーション サイトに新しいサイト バリエーションを作成します。recurse パラメータを使用すると、サブサイトとページのバリエーションも作成されます。

このパラメータは、[サイトのコンテンツと構造] ページにある [新しいバリエーション サイト] ユーザー インターフェイス設定と同じです。

showrunningjobs

<なし>

省略可能

SharePoint サーバーの全体管理 Web サイトの [タイマ ジョブの状態] にある [ バリエーション ページ伝達ジョブの定義] および [バリエーション サイト伝達ジョブの定義] タイマ ジョブの現在の状態を表示します。

次の例では、以下の情報を参考にします。

  • 発行サイト コレクションの URL : https://server/sites/pub

  • バリエーション ホームの URL : https://server/sites/pub/vhome

  • ソース バリエーション ルート サイトの URL : https://server/sites/pub/vhome/source

  • ソース バリエーション サブサイト 1 の URL : https://server/sites/pub/vhome/source/sub1

  • ソース バリエーション サブサイト 2 の URL : https://server/sites/pub/vhome/source/sub1/sub2

  • 新しく作成したソース バリエーション サブサイトの URL : https://server/sites/pub/vhome/source/newsub

バリエーション システム データの整合性をスキャンし、HTML (ハイパーテキスト マークアップ言語) 形式のレポートをファイル "C:\report1.html" に書き込むには、次の構文を使用します。

stsadm -o variationsfixuptool -scan -url https://server/sites/pub/vhome/source > C:\report1.html

ソース バリエーション サイト sub1 のバリエーション システム データを修正するには、次の構文を使用します。

stsadm -o variationsfixuptool -scan -url https://server/sites/pub/vhome/source/sub1 > C:\report1.html

サイト sub1 とそのサブサイト上のソース バリエーションのバリエーション システム データを修正するには、次の構文を使用します。

stsadm -o variationsfixuptool -fix -url https://server/sites/pub/vhome/source/sub1 -recurse

新しく作成したソース バリエーション サイト用の新しいサイト バリエーションを作成するには、次の構文を使用します。

stsadm -o variationsfixuptool -spawn -url https://server/sites/pub/vhome/source/newsub

バリエーション タイマ ジョブの現在の状態を表示するには、次の構文を使用します。

stsadm -o variationsfixuptool -fix -showrunningjobs -url https://server/sites/pub/vhome/source