Windows PowerShell を使用して管理プロパティを管理する (FAST Search Server 2010 for SharePoint)
適用先: FAST Search Server 2010
トピックの最終更新日: 2016-11-29
このトピックでは、Windows PowerShell を使用して Microsoft FAST Search Server 2010 for SharePoint の管理プロパティを操作する方法を説明します。
このトピックの内容
Windows PowerShell を使用して管理プロパティのプロパティを表示する
PowerShell コマンドレット Set-FASTSearchMetadataManagedProperty を使用して管理プロパティをクエリ可能にする
管理プロパティ オブジェクトでプロパティを更新して管理プロパティをクエリ可能にする
Windows PowerShell を使用してクロールされたプロパティ値の結合を有効にする
Windows PowerShell を使用して管理プロパティのサイズ プロパティを設定する
Windows PowerShell を使用して管理プロパティの絞り込み条件を定義する
Windows PowerShell を使用して管理プロパティの絞り込み条件を更新する
Windows PowerShell を使用して管理プロパティの概要の種類を設定する
Windows PowerShell を使用して管理プロパティの代替の概要種類を設定する
Windows PowerShell を使用して管理プロパティをフルテキスト インデックスにマップする
Windows PowerShell を使用して管理プロパティのプロパティを表示する
FAST Search Server 2010 for SharePoint がインストールされているコンピューターの FASTSearchAdministrators ローカル グループのメンバーである、という最小要件を満たしていることを確認します。
[スタート] メニューの [すべてのプログラム] をクリックします。
[Microsoft FAST Search Server 2010 for SharePoint] をクリックします。
[Microsoft FAST Search Server 2010 for SharePoint shell] をクリックします。
Windows PowerShell コマンド プロンプトで、以下のコマンドを入力します。
Get-FASTSearchMetadataManagedProperty -Name "<ManagedPropertyName>"
ここで、
- <ManagedPropertyName> は、更新する管理プロパティの名前です。
注意
これらのプロパティには、管理プロパティの作成時に設定され、更新できないものがあります (管理プロパティ Name、Type など)。
関連項目
PowerShell コマンドレット Set-FASTSearchMetadataManagedProperty を使用して管理プロパティをクエリ可能にする
FAST Search Server 2010 for SharePoint がインストールされているコンピューターの FASTSearchAdministrators ローカル グループのメンバーである、という最小要件を満たしていることを確認します。
[スタート] メニューの [すべてのプログラム] をクリックします。
[Microsoft FAST Search Server 2010 for SharePoint] をクリックします。
[Microsoft FAST Search Server 2010 for SharePoint shell] をクリックします。
Windows PowerShell コマンド プロンプトで、以下のコマンドを入力します。
Set-FASTSearchMetadataManagedProperty -Name "<ManagedPropertyName>" -Queryable <QueryableFlag>
ここで、
<ManagedPropertyName> は、管理プロパティの名前です。
<QueryableFlag> は、管理プロパティをクエリ可能にするかどうかを示すブール値です。管理プロパティをクエリ可能にする場合は $true に、クエリ可能にしない場合は $false に設定します。
関連項目
管理プロパティ オブジェクトでプロパティを更新して管理プロパティをクエリ可能にする
FAST Search Server 2010 for SharePoint がインストールされているコンピューターの FASTSearchAdministrators ローカル グループのメンバーである、という最小要件を満たしていることを確認します。
[スタート] メニューの [すべてのプログラム] をクリックします。
[Microsoft FAST Search Server 2010 for SharePoint] をクリックします。
[Microsoft FAST Search Server 2010 for SharePoint shell] をクリックします。
Windows PowerShell コマンド プロンプトで、以下のコマンドを入力します。
$mp = Get-FASTSearchMetadataManagedProperty -Name "<ManagedPropertyName>" $mp.Queryable = <QueryableFlag> $mp.Update()
ここで、
<ManagedPropertyName> は、管理プロパティの名前です。
<QueryableFlag> は、管理プロパティをクエリ可能にするかどうかを示すブール値です。管理プロパティをクエリ可能にする場合は $true に、クエリ可能にしない場合は $false に設定します。
関連項目
Windows PowerShell を使用してクロールされたプロパティ値の結合を有効にする
FAST Search Server 2010 for SharePoint がインストールされているコンピューターの FASTSearchAdministrators ローカル グループのメンバーである、という最小要件を満たしていることを確認します。
[スタート] メニューの [すべてのプログラム] をクリックします。
[Microsoft FAST Search Server 2010 for SharePoint] をクリックします。
[Microsoft FAST Search Server 2010 for SharePoint shell] をクリックします。
Windows PowerShell コマンド プロンプトで、以下のコマンドを入力します。
Set-FASTSearchMetadataManagedProperty -Name "<ManagedPropertyName>" -MergeCrawledProperties <Flag>
ここで、
<ManagedPropertyName> は、管理プロパティの名前です。
<Flag> は、マップ対象のクロールされたプロパティを結合するかどうかを示すブール値です。結合する場合は $true に、結合しない場合は $false に設定します。
関連項目
Windows PowerShell を使用して管理プロパティのサイズ プロパティを設定する
管理プロパティにはサイズに関連する 2 つのプロパティ、MaxIndexSize と MaxResultSize があります。これらのプロパティは、管理プロパティのインデックス作成に使用される最大キロバイト数と、検索結果の一部として管理プロパティによって返される最大キロバイト数をそれぞれ定義します。以下の例では、これらのプロパティの値を 2 倍にします。
FAST Search Server 2010 for SharePoint がインストールされているコンピューターの FASTSearchAdministrators ローカル グループのメンバーである、という最小要件を満たしていることを確認します。
[スタート] メニューの [すべてのプログラム] をクリックします。
[Microsoft FAST Search Server 2010 for SharePoint] をクリックします。
[Microsoft FAST Search Server 2010 for SharePoint shell] をクリックします。
Windows PowerShell コマンド プロンプトで、以下のコマンドを入力します。
$mp = Get-FASTSearchMetadataManagedProperty -Name Title Set-FASTSearchMetadataManagedProperty -Name Title -MaxIndexSize ($mp.MaxIndexSize*2) -MaxResultSize ($mp.MaxResultSize*2)
関連項目
Windows PowerShell を使用して管理プロパティの絞り込み条件を定義する
FAST Search Server 2010 for SharePoint がインストールされているコンピューターの FASTSearchAdministrators ローカル グループのメンバーである、という最小要件を満たしていることを確認します。
[スタート] メニューの [すべてのプログラム] をクリックします。
[Microsoft FAST Search Server 2010 for SharePoint] をクリックします。
[Microsoft FAST Search Server 2010 for SharePoint shell] をクリックします。
Windows PowerShell コマンド プロンプトで、以下のコマンドを入力します。
Set-FASTSearchMetadataManagedProperty -Name "<Name>" -RefinementEnabled "<Flag>"
ここで、
<Name> は、更新される管理プロパティの名前です。
<Flag> は、管理プロパティの絞り込みを有効にするかどうかを示すブール値です。絞り込みを有効にする場合は $true に、有効にしない場合は $false に設定します。
注意
Integer 型の管理プロパティでは、このプロパティに負の値が含まれる可能性がある場合はクエリの絞り込みを有効にしないでください。絞り込みビン (値の範囲) に負の値が含まれる場合、こうした値の範囲までドリル ダウンを行うことは不可能です。
注意
管理プロパティを作成した際、既定では管理プロパティの絞り込みが有効になっていません。
関連項目
Windows PowerShell を使用して管理プロパティの絞り込み条件を更新する
注意
絞り込み条件には、それらを有効にする管理プロパティの種類に基づいたさまざまな設定があります。Text 型の管理プロパティに対する絞り込み条件設定は、数値型の管理プロパティに対する絞り込み条件設定とは異なります。
既定では、size という管理プロパティが存在し、ドキュメントのサイズを表すのに使用されます。このプロパティは Integer 型であり、絞り込みが既定で有効になっています。size のインデックス値はバイト数であり、既定では値をキロバイトで表示するように絞り込み条件が構成されています (Refiner.divisor=1024
)。以下の例では、代わりにメガバイト単位で値を表示するように絞り込み条件が変更されます (1,024*1,024=1,048,576)。
FAST Search Server 2010 for SharePoint がインストールされているコンピューターの FASTSearchAdministrators ローカル グループのメンバーである、という最小要件を満たしていることを確認します。
[スタート] メニューの [すべてのプログラム] をクリックします。
[Microsoft FAST Search Server 2010 for SharePoint] をクリックします。
[Microsoft FAST Search Server 2010 for SharePoint shell] をクリックします。
Windows PowerShell コマンド プロンプトで、以下のコマンドを入力します。
$size = Get-FASTSearchMetadataManagedProperty -Name size $sizerefiner = $size.GetRefinerConfiguration() $sizerefiner.Divisor = 1048576 $size.SetRefinerConfiguration($sizerefiner)
関連項目
Windows PowerShell を使用して管理プロパティの概要の種類を設定する
FAST Search Server 2010 for SharePoint がインストールされているコンピューターの FASTSearchAdministrators ローカル グループのメンバーである、という最小要件を満たしていることを確認します。
[スタート] メニューの [すべてのプログラム] をクリックします。
[Microsoft FAST Search Server 2010 for SharePoint] をクリックします。
[Microsoft FAST Search Server 2010 for SharePoint shell] をクリックします。
Windows PowerShell コマンド プロンプトで、以下のコマンドを入力します。
Set-FASTSearchMetadataManagedProperty -Name Title -SummaryType <SummaryType>
ここで、
<SummaryType> は、管理プロパティで使用する概要の種類の値です。有効な値は次のとおりです。
0 - 無効。管理プロパティは結果の一部として返されません。
1 - 静的。管理プロパティのコンテンツ全体が (MaxResultSize プロパティの値を上限として) 返されます。
2 - 動的。管理プロパティのコンテンツとクエリに基づいて動的概要が生成され、結果の一部として返されます。
関連項目
Windows PowerShell を使用して管理プロパティの代替の概要種類を設定する
管理プロパティの概要の種類を 2 (動的) に設定している場合は、管理プロパティの静的コンテンツを代替用に指定できます。代替の管理プロパティは、システムが動的概要を生成できない場合に結果の概要として使用されます。代替の管理プロパティは、同じ管理プロパティの静的概要でも別の管理プロパティの概要でも構いません。
既定では、Title 管理プロパティが自分自身への代替参照を持ち、クエリから動的概要を作成できない場合は、代わりにこの管理プロパティの静的概要が使用されます。以下の例では、Title の代替参照を DocSubject 管理プロパティに設定しています。
FAST Search Server 2010 for SharePoint がインストールされているコンピューターの FASTSearchAdministrators ローカル グループのメンバーである、という最小要件を満たしていることを確認します。
[スタート] メニューの [すべてのプログラム] をクリックします。
[Microsoft FAST Search Server 2010 for SharePoint] をクリックします。
[Microsoft FAST Search Server 2010 for SharePoint shell] をクリックします。
Windows PowerShell コマンド プロンプトで、以下のコマンドを入力します。
$title = Get-FASTSearchMetadataManagedProperty -Name Title $docsubject = Get-FASTSearchMetadataManagedProperty DocSubject $title.SetResultFallBack($docsubject)
関連項目
Windows PowerShell を使用して管理プロパティをフルテキスト インデックスにマップする
FAST Search Server 2010 for SharePoint がインストールされているコンピューターの FASTSearchAdministrators ローカル グループのメンバーである、という最小要件を満たしていることを確認します。
[スタート] メニューの [すべてのプログラム] をクリックします。
[Microsoft FAST Search Server 2010 for SharePoint] をクリックします。
[Microsoft FAST Search Server 2010 for SharePoint shell] をクリックします。
Windows PowerShell コマンド プロンプトで、以下のコマンドを入力します。
$mp = Get-FASTSearchMetadataManagedProperty -Name "<ManagedPropertyName>" $fti = Get-FASTSearchMetadataFullTextIndex -Name "<FullTextIndexName>" New-FASTSearchMetadataFullTextIndexMapping -ManagedProperty $mp -FullTextIndex $fti -Level <ImportanceLevel>
ここで、
<ManagedPropertyName> は、フルテキスト インデックスにマップされる管理プロパティ名です。
<FullTextIndexName> は、管理プロパティがマップされるフルテキスト インデックスの名前です。
<ImportanceLevel> は、管理プロパティの重要度レベルです。有効な値は 1 ~ 7 であり、7 は重要度が最も高いことを示します。
注意
フルテキスト インデックスを作成する場合は、そのコンテンツをフィードし直す必要があります。