HTTPS を使用する管理サービスを有効にする (FAST Search Server 2010 for SharePoint)

 

適用先: FAST Search Server 2010

トピックの最終更新日: 2012-06-26

管理サービスでは FAST Search Server 2010 for SharePoint を管理および構成します。管理サービスのクライアントには以下が含まれます。

  • Microsoft SharePoint Server の管理者

  • 構成情報を取得する内部の FAST Search Server 2010 for SharePoint コンポーネント

既定では、このトラフィックは HTTP を使用します。以下の構成の手順に従って HTTPS を使用することは、トラフィックのセキュリティ保護に役立ちます。

  1. 証明書を作成します。

    HTTPS を使用する管理サービスを有効にする場合、インストール時に生成される既定の自己署名証明書は使用できません。「自己署名証明書を証明機関 (CA) 発行の署名証明書に置き換える」の手順に従って、汎用の自己署名証明書を「汎用 FAST Search 証明書」に記載されている要件を満たす証明書に置き換えてください。

  2. 前の手順で作成した証明書の信頼関係を Microsoft SharePoint Server で有効にします。

    それを実行するには、証明書の署名機関から Microsoft SharePoint Server にパブリック証明書をインポートします。

    Microsoft SharePoint Server で以下の手順を実行します。

    1. [スタート] メニューの [すべてのプログラム] をクリックします。

    2. [Microsoft SharePoint 2010 Products] をクリックします。

    3. [SharePoint 2010 管理シェル] を右クリックして、[管理者として実行] を選択します。

    4. Windows PowerShell のコマンド プロンプトで、以下のコマンドを入力します。

      $trustCert = Get-PfxCertificate '<SSL_CA_Public_Cert>.cert'
      New-SPTrustedRootAuthority "FASTSearchHostAdminCert" -Certificate $trustCert
      

      ここで、

      • <SSL_CA_Public_Cert> は証明書の署名機関の証明書の名前です。
  3. 管理サービスに HTTPS を使用するように Microsoft SharePoint Server を構成します。

    Query Search Service アプリケーション (Query SSA) の [管理サービスの場所] の構成の設定を HTTPS エンドポイントを使用するように変更します。HTTPS エンドポイントは install_info.txt ファイルに記載されています。「Query Search Service アプリケーションを作成してセット アップする (FAST Search Server 2010 for SharePoint)」を参照してください。

  4. 管理サービスに HTTPS を使用するように FAST Search Server 2010 for SharePoint を構成します。

    FAST Search Service が管理サービスに HTTPS を使用できるようにするには、再構成が必要です。deployment.xml ファイルを編集して、各ホスト要素で属性 useadminservicehttpstrue に設定します。「ファーム展開を再構成する (FAST Search Server 2010 for SharePoint)」の手順に従って再構成を完了します。 詳細については、「deployment.xml リファレンス」を参照してください。