次の方法で共有


個人を特定できる情報

 

トピックの最終更新日: 2011-07-17

Microsoft Lync Server 2010 では、個人に結び付けることのできる情報がパブリック ネットワーク上で公開される可能性があります。このような情報は、次の 2 つのカテゴリに分類できます。

  • 拡張プレゼンス データ 拡張プレゼンス データは、フェデレーション パートナーへのリンクで、または組織内の連絡先との間で、共有するかどうかをユーザーが選択できる情報です。このデータは、パブリック IM ネットワーク上のユーザーとは共有されません。クライアント ポリシーおよびその他のクライアント構成により、システム管理者は部分的な管理を行うことができます。Lync Server 2010 では、個別のユーザーに対して拡張プレゼンス プライバシー モードを構成でき、ユーザーの連絡先リストに含まれていない Lync ユーザーがそのユーザーのプレゼンス情報を参照するのを防ぐことができます。拡張プレゼンス プライバシー モードでは、Microsoft Office Communicator 2007 および Microsoft Office Communicator 2007 R2 のユーザーがプレゼンス情報を参照するのを防ぐことはできません。詳細については、「はじめに」のドキュメントの「クライアントの展開の新機能」、および「展開」のドキュメントの「拡張プレゼンス プライバシー モードの構成」を参照してください。

  • 必須のデータ 必須のデータは、サーバーまたはクライアントが適切に機能するために必要なデータであり、クライアントまたはシステム管理者の管理下にありません。これは、ルーティング、状態維持、およびシグナリングのためにサーバー レベルまたはネットワーク レベルで必要な情報です。

次の表は、公開されるデータを示しています。

拡張プレゼンス データ

公開されるデータ 指定可能な設定

個人データ

名前、役職、会社、電子メール アドレス、タイム ゾーン

電話番号

勤務先、携帯、自宅

予定表情報

空き時間、出張の通知、ミーティングの詳細 (予定表にアクセスできるユーザーに公開されます)

プレゼンス状態

退席中、連絡可能、取り込み中、応答不可、オフライン

必須のデータ

公開されるデータ 情報の例

IP アドレス

コンピューターの実際のアドレスまたは NAT で変換したアドレス

SIP URI

jeremylos@litwareinc.com

名前

Jeremy Los (Active Directory ドメイン サービスで定義されている名前)