Lync 2010 の互換性

 

トピックの最終更新日: 2013-04-18

このセクションでは、Microsoft Lync 2010 と、さまざまなバージョンの Microsoft Office スイート、Microsoft Exchange Server、Windows オペレーティング システム、および特定のパブリック インスタント メッセージング (IM) クライアントとの互換性について説明します。

Office と Lync 2010

次の表に、各バージョンの Office でサポートされている Lync 2010 の機能を示します。

Lync 2010 と Microsoft Office の互換性

機能 Microsoft Office 2003 と Service Pack 3 (SP3) (必須) または最新のサービス パック (推奨) Microsoft Office 2007 Microsoft Office 2010

Microsoft Outlook の "宛先" および "Cc" フィールドのプレゼンス状態

マウスでポインターを置くとプレゼンス状態を表示

プレゼンス状態を常に表示

プレゼンス状態を常に表示

状態メニューから電話会議で返信

いいえ

はい

はい (連絡先カードから)

[スケジュール アシスタント] タブの会議出席依頼のプレゼンス状態

いいえ

はい

はい

受信した電子メールのツール バーまたはリボンから、IM または電話会議で返信

いいえ

はい

はい

Outlook の "差出人" フィールドのプレゼンス状態

はい

はい

はい

状態メニューから IM または音声で返信

はい

はい

はい (連絡先カードから)

Microsoft Word および Microsoft Excel ファイルの IM およびプレゼンス表示 (スマート タグが有効)

はい

はい

Microsoft Word のみ

Microsoft SharePoint サイトの IM およびプレゼンス表示 (Outlook のインストールが必要)

はい

はい

はい

次の機能は、Office 2010 と Lync でのみ使用できます。

  • 拡張オプション付きの新しい連絡先カード (ビデオ通話、デスクトップ共有など)

  • Outlook の [連絡先の検索] フィールドのクイック検索

  • [メール]、[予定表]、[連絡先]、および [仕事] フォルダーの Outlook ホーム リボンからの IM または通話での返信

  • Outlook の [To Do バー] の Lync 連絡先リストを表示

  • Office Backstage ([ファイル] タブ) のプレゼンス状態、プログラム共有、およびファイル転送

  • Microsoft Office SharePoint Workspace 2010 (旧 Microsoft Office Groove 2007) の [プレゼンス] メニュー

  • [プレゼンス] メニューの拡張性

Exchange Server と Lync 2010

次の表は、各バージョンの Exchange Server に対する Lync 2010 のサポート状況を示します。Extended MAPI 通話を処理するには、クライアント コンピューターに Outlook がインストールされている必要があり、一部の機能は Exchange Web サービス (EWS) を使用する必要があります。

Lync 2010 と Exchange Server の互換性

Exchange Server のバージョン Lync 2010 のサポート状況

Exchange Server 2013

Exchange Server 2010 のサポートと同じです。

note注:
Exchange Server 2013 の高解像度写真や統合連絡先ストアの機能を利用するには、Lync Server 2013 と Lync 2013 が必要です。

Exchange Server 2010

Exchange Server 2007 と同じ (および Exchange の連絡先の同期)

note注:
詳細については、「Lync 2010 の統合」を参照してください。

Exchange Server 2007 と Service Pack 1 (SP1) (必須) または最新のサービス パック (推奨)

次の機能は、EWS を通してのみで使用できます。

  • [会話履歴] フォルダーのアイテムを表示または削除

  • ボイス メール アイテムの読み取りまたは削除

  • 拡張空き時間情報と、会議の件名と場所を表示

note注:
Lync 2010 が使用する通信インターフェイスの詳細リストについては、「Lync 2010 の統合」を参照してください。

パブリック フォルダーは、Exchange Server 2007 と Service Pack 1 (SP1) (必須) または最新のサービス パックまたはリリース (推奨) ではオプションです。

Exchange Server 2003

Outlook MAPI のみ。EWS のみの機能は使用できません (前述のとおり)

Windows と Lync 2010

次の表に、Lync が各バージョンの Windows でサポートされるかどうかを示します。

Lync 2010 と Windows の互換性

Windows のバージョン Lync 2010 のサポート状況

32 ビット版の Windows 7 オペレーティング システム

サポート対象

64 ビット版の Windows 7 オペレーティング システム

Windows 64 モードの Windows でサポート

32 ビット版の Windows Vista オペレーティング システム

サポート対象

64 ビット版の Windows Vista オペレーティング システム

Windows 64 モードの Windows でサポート

32 ビット版の Windows XP Professional オペレーティング システムと Service Pack 3 (SP3)

サポート対象

note注:
Lync 2010 を展開するには、事前に、Windows インストーラー 3.1 および Microsoft Core XML サービス (MSXML) 6.0 Service Pack 1 (SP1) がインストールされている必要があります。

32 ビット版の Windows Server 2008 R2 オペレーティング システムと Service Pack 2 (SP2)

サポート対象

64 ビット版の Windows Server 2008 R2 オペレーティング システムと Service Pack 2 (SP2)

Windows 64 モードの Windows でサポート

32 ビット版の Windows Server 2008 オペレーティング システムと Service Pack 2 (SP2)

サポート対象

64 ビット版の Windows Server 2008 オペレーティング システムと Service Pack 2 (SP2)

Windows 64 モードの Windows でサポート

32 ビット版の Windows Server 2003 R2 オペレーティング システムと Service Pack 2 (SP2)

サポート対象

64 ビット版の Windows Server 2003 R2 オペレーティング システム

サポート対象外

32 ビット版の Windows Server 2003 オペレーティング システムと Service Pack 2 (SP2)

サポート対象

64 ビット版の Windows Server 2003 オペレーティング システム

サポート対象外

Windows 2000

サポート対象外

Macintosh と Lync 2010

Lync と Microsoft Lync 2010 Attendee は、Windows のみで使用できます。ただし、Microsoft Lync Server 2010 は、Macintosh オペレーティング システムを実行するコンピューターの以下のクライアントをサポートしています。

Lync 2010 と Macintosh の互換性

クライアント 説明 プラットフォームの要件

Microsoft Lync for Mac 2011

Lync Server 2010 のクライアントは、ボリューム ライセンスで購入できます。サポートされている機能について詳しくは、「クライアントの比較表」および「Lync for Mac 2011 と Communicator for Mac および Lync 2010 for Windows の比較 (英語)」(https://go.microsoft.com/fwlink/p/?LinkId=229179) をご覧ください。関連情報については、『Lync for Mac 2011 展開ガイド (英語)』(https://go.microsoft.com/fwlink/p/?LinkId=229178) をご覧ください。

Mac OS 10.5.8 以降と最新のサービス パックまたはリリース (Intel ベース)

Super VGA 1280 x 800

Safari 5 または任意の Safari 5.x リリース

Microsoft Communicator for Mac 2011

Lync Server 2010 のクライアントは、ボリューム ライセンスで購入できます。サポートされている機能について詳しくは、「クライアントの比較表」をご覧ください。関連情報については、『Communicator for Mac 2011 展開ガイド (英語)』(https://go.microsoft.com/fwlink/p/?LinkID=205317) をご覧ください。

Mac OS 10.5.8 以降と最新のサービス パックまたはリリース (Intel ベース)

Super VGA 1280 x 800

Safari 5 または任意の Safari 5.x リリース

Microsoft Lync Web App

Web ベースの会議クライアント。サポートされる機能の詳細については、「クライアントの比較表」を参照してください。

Mac OS 10.4.8 と最新のサービス パックまたはリリース (Intel ベース)

Safari 4 または任意の Safari 4.x リリース

パブリック インスタント メッセージング クライアントと Lync 2010

パブリック IM 接続が使用できるようにサーバーを構成した場合、Lync はパブリック IM ネットワークの次の機能をサポートします。プレゼンス状態は、パブリック IM クライアントでサポートされているものに限定されます。

Lync 2010 とパブリック IM クライアントの互換性

クライアント サポート対象の機能

Windows Live Messenger

IM、基本的なプレゼンス機能、音声ビデオ (A/V)*

AOL

IM と基本的なプレゼンス機能

Yahoo!

IM と基本的なプレゼンス機能

* 音声ビデオは、Windows Live Messenger の最新バージョンでサポートされます。Windows Live Messenger で音声ビデオ フェデレーションを実装する場合は、Lync Server の暗号化レベルも変更する必要があります。既定では、暗号化レベルは「必須」です。Lync Server 管理シェル を使用して、この設定を「サポート」に変更する必要があります。詳細については、「展開」のドキュメントの「パブリック IM 接続のサポートの準備」を参照してください。