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サポートされるサーバー移行パスと共存のシナリオ

 

トピックの最終更新日: 2011-01-31

Microsoft Lync Server 2010 は、次のいずれかのソフトウェアからの移行をサポートします。

  • Microsoft Office Communications Server 2007

  • Microsoft Office Communications Server 2007 R2

Office Communications Server の上記の旧バージョンを両方とも実行する環境からの移行はサポートされません。 Live Communications Server 2005 など、これより古いバージョンの移行はサポートされません。

移行方法

すべての Lync Server 2010 トポロジとサーバーの役割の移行がサポートされています。 Standard Edition サーバーから Enterprise Edition サーバーへの移行など、あるトポロジから別のトポロジに移行できます。

Lync Server 2010 でサポートされる移行方法は、


  • **サイド バイ サイド移行だけです。**サイド バイ サイド移行では、Lync Server 2010 が既存の Office Communications Server 2007 または Office Communications Server 2007 R2 展開と並行して展開されます。その後、手動で、運用を新しいサーバーに移行し、ユーザーを Lync Server 2010 に移動します。 この方法では、移行中に、ハードウェアとソフトウェアを含む、追加サーバー プラットフォームが必要であり、新しい構成ではシステム名とプール名が異なります。 以前のバージョンにロールバックする必要がある場合は、以前のサーバーに運用を戻すことができます。

Active Directory フォレスト間での移行は、サポートされません。

推奨される移行パスは、段階的な方法です。 コンポーネント展開の適切な段階実行など、以前のリリースからの移行の詳細については、「移行」のドキュメントの「Office Communications Server 2007 R2 から Lync Server 2010 への移行」を参照してください。

共存シナリオ

Lync Server 2010 は、Office Communications Server 2007 展開または Office Communications Server 2007 R2 展開のコンポーネントと共存できます。 Lync Server 2010 の Office Communications Server 2007 と Office Communications Server 2007 R2 の両方との同時展開、つまり 3 つのバージョンの同時展開はサポートされません。

以前の Office Communications Server 2007 または Office Communications Server 2007 R2 展開が新しい Lync Server 2010 展開と一時的に共存する段階的移行の進行中は、混在バージョンのルーティングのサポートは限定されます。 詳細については、「移行」のドキュメントを参照してください。

Lync Server 2010 データベースを、Office Communications Server 2007 または Office Communications Server 2007 R2 データベースが展開されている既存の SQL Server 上の新しいインスタンスとして、展開できます。ただし、ハードウェアとソフトウェアが Lync Server 2010 の要件および最小ネットワーク要件を満たす場合に限ります。 Office Communications Server 2007 または Office Communications Server 2007 R2 フロント エンド プール用に使用しているのと同じ SQL インスタンスを、Lync Server 2010 フロント エンド プール用に使うことはできません。

note注:
スタンドアロン音声ビデオ会議サーバー、存続可能ブランチ アプライアンスなど、Lync Server 2010 の新しいサーバー役割を展開する予定がある場合、最初に「移行」のドキュメントおよび「展開」のドキュメントの説明に従って既存の展開をアップグレードしてから、「計画」のドキュメントおよび「展開」のドキュメントの説明に従って新しいサーバー役割を展開することをお勧めします。

Office Communications Server 2007 や Office Communications Server 2007 R2 および Lync Server 2010 の特定の共存要件およびその他の共存に関する詳細と移行については、移行ドキュメントの「Office Communications Server 2007 R2 から Lync Server 2010 への移行」および「Office Communications Server 2007 から Lync Server 2010 への移行」を参照してください。 Lync Server 2010 プールとディレクターの Office Communications Server 2007 または Office Communications Server 2007 R2 プールとディレクターとの共存の詳細については、「計画」のドキュメントの「共存の変更」を参照してください。 クライアントの混在バージョン サポートの詳細については、「以前の展開からサポートされるクライアント」を参照してください。 以前の UCMA アプリケーションのサポートの詳細については、「計画」のドキュメントの「Microsoft Unified Communications Managed API (UCMA) 2.0 Core SDK 上に構築されたアプリケーションを移行する」を参照してください。