Operations Manager での DPM の監視

 

適用対象: System Center 2012 SP1 - Data Protection Manager,System Center 2012 - Data Protection Manager

DPM の System Center Operations Manager 管理パックを使用すると、DPM サーバーの正常性と状態についての監視およびレポートを使用できます。 DPM では、次の管理パックを提供しています。

  • レポート管理パック (Microsoft.SystemCenter.DataProtectionManager.2012.Reporting.mp) — すべての DPM サーバーのレポート データを収集して表示します。また、DPM の一連の Operations Manager ウェアハウス ビューを公開します。 これらのビューに対してクエリを実行し、カスタム レポートを生成できます。

  • 検出および監視の管理パック (Microsoft.SystemCenter.DataProtectionManager.2012.Discovery.mp)

  • ライブラリ管理パック — (Microsoft.SystemCenter.DataProtectionManager.2012.Library)

これらの管理パックを使用すると、次のことができます。

  • DPM サーバー、保護対象のサーバーとコンピューター、およびバックアップの正常性と状態を一元的に監視する。

  • DPM サーバーと保護対象のデータ ソースのすべての役割の状態を表示する。

  • アラートの監視、識別、対応、およびトラブルシューティングを行う。

  • Operations Manager アラートを使用して、DPM サーバーのメモリ、CPU、ディスク リソース、およびデータベースを監視する。

  • DPM サーバー上のリソース使用量とパフォーマンスの傾向を監視する。

必要条件

  • DPM 管理パックを使用するには、2012 R2 を実行する System Center Operations Manager サーバーが必要です。 Operations Manager データ ウェアハウスが実行されている必要があります。

  • 管理パックをインストールするには、DPM サーバーで更新プログラムのロールアップ 5 を適用した DPM 2012 R2 以降を実行している必要があります。

  • DPM のインストール メディアから入手した旧バージョンの検出管理パックおよびライブラリ管理パックを実行している場合は、DPM サーバーからこれらの旧バージョンを削除して、ダウンロード ページから新しいバージョンをインストールください。

  • 同時に実行できる管理パックの言語バージョンは 1 つのみです。 別の言語で管理パックを使用する場合、既存の言語の管理パックをアンインストールしてから、新しい言語の管理パックをインストールしてください。

  • Operations Manager サーバーに旧バージョンの DPM 管理パックがインストールされている場合は、それらを削除してから新しい管理パックをインストールしてください。

管理パックを設定する

  1. Operations Manager エージェントを DPM サーバーに展開する - 監視対象の各 DPM サーバーにエージェントをインストールします。

  2. 管理パックを入手する

  3. 検出管理パックとライブラリ管理パックをインポートする

  4. DPM 中央コンソールをインストールする

  5. レポート管理パックをインポートする

Operations Manager エージェントを DPM サーバーに展開する

管理パックで監視する各 DPM サーバーに Operations Manager エージェントがインストールされている必要があります。

管理パックを入手する

  1. Operations Manager サーバーで、「ダウンロード センター」から管理パックをダウンロードします。

    リリースの時点 (2015 年 2 月) では、すべての管理パックのバージョンは 4.2.1277.0 です。

  2. 検出管理パックとライブラリ管理パックの既定のダウンロード先は、C:\Program Files\System Center Management Packs フォルダーです。 レポート管理パックは、そのフォルダー内の別のフォルダーに置かれます。

検出管理パックとライブラリ管理パックをインポートする

  1. Operations Manager 管理者ロールのメンバーであるアカウントで、Operations Manager サーバーにログオンします。

  2. サーバーで実行されている旧バージョンのライブラリ管理パックまたは検出管理パックは必ず削除してください。

  3. オペレーション コンソールで、[管理] をクリックします。[管理パック] を右クリックし、[管理パックのインポート] をクリックします。

  4. [Microsoft.SystemCenter.DataProtectionManagerDiscovery.MP][開く] の順に選択し、[Microsoft.SystemCenter.DataProtectionManagerLibrary.MP][開く] の順に選択します。

  5. 管理パックのインポート ウィザードの指示に従います。 このウィザードを実行する方法の詳細については、「オペレーション マネージャーの管理パックをインポートする方法」を参照してください。

DPM 中央コンソールをインストールする

Operations Manager サーバーに DPM 中央コンソールをインストールする必要があります。 このコンソールを使用して、Operations Manager で複数の DPM サーバーを管理します。

  1. Operations Manager のセットアップ画面で、次を選択します。

    • 管理パックで DPM サーバーを監視し、中央コンソールを使用して DPM サーバー上の設定および構成を管理する場合は、[中央コンソール サーバーおよびクライアント側コンポーネントのインストール] を選択します。 

    • 管理パックで DPM サーバーを監視するが、中央コンソールを使用して DPM サーバー上の設定および構成を管理しない場合は、[中央コンソール サーバー側コンポーネントのインストール] を選択します。

    DPM により、コンソールのためにポート 6075 に対するファイアウォールの例外が追加されます。 また、SQL Server.exe および SQL Browser.exe 用のポートも開く必要があります。

レポート管理パックをインポートする

  1. Operations Manager 管理者ロールのメンバーであるアカウントで、Operations Manager サーバーにログオンします。

  2. オペレーション コンソールで、[管理] をクリックします。[管理パック] を右クリックし、[管理パックのインポート] をクリックします。

  3. [Microsoft.SystemCenter.DataProtectionManagerReporting.MP][開く] の順に選択します。

  4. 管理パックのインポート ウィザードの指示に従います。 このウィザードを実行する方法の詳細については、「オペレーション マネージャーの管理パックをインポートする方法」を参照してください。

管理パックの設定を調整する

管理パックは、インポート後に追加の構成をしなくても、データを検出および監視します。 必要に応じて、自分の環境に合わせて監視やルールなどの設定を調整することができます。 たとえば、低速の WAN リンクによりサーバーのパフォーマンスが低下するようなパフォーマンス測定ルールが有効になっている場合は、そのルールを無効にすることができます。 手順については、ルールまたは監視を有効/無効にする方法に関するページを参照してください。