オプションコンポーネントを Windows PE に追加する方法

[アーティクル]
11/02/2012

発行: 2012年2月

適用対象: Windows 8, Windows Server 2008 R2, Windows Server 2012

パッケージは、オプションのコンポーネントです。オプションコンポーネントは、展開イメージのサービスと管理 (DISM) ツールを使って Windows(R) プレインストール環境 (Windows Preinstallation Environment) イメージにオフラインで追加できます。既定では、基本の Windows PE イメージにはオプションコンポーネントは含まれていません。それぞれのオプションコンポーネントをイメージに追加するには、/Add-Package オプションを指定して Dism コマンドを実行する必要があります。その場合、言語に依存しないオプションコンポーネントと言語に固有のオプションコンポーネントの両方を含める必要があります。基本イメージに追加できるオプションコンポーネントの一覧については、「オプションコンポーネントを含む Windows PE イメージの構築」をご覧ください。

オプションコンポーネントを基本 Windows PE イメージに追加する

Windows システムイメージマネージャー (SIM) でオプションコンポーネントまたは言語パックを選んだり、Windows(R) アセスメント & デプロイメントキット (Windows ADK) インストールのサブフォルダーからオプションコンポーネントを直接コピーしたりしても、オプションコンポーネントは基本イメージにインストールされません。ファイルを後でイメージに追加できるように、ファイルがディスクにコピーされるだけです。オプションコンポーネントをオフラインイメージにインストールするには、/Add-Package オプションを指定して Dism コマンドを実行する必要があります。また、サブコンポーネントについても同様に個別に追加する必要があります。

重要

依存関係を持つオプションコンポーネントもあります。詳しくは、「オプションコンポーネントを含む Windows PE イメージの構築」をご覧ください。

オプションコンポーネントを追加するには

DISM ツールを使って、ローカルの Windows PE ディレクトリに基本イメージをマウントします。次に例を示します。
```
Dism /mount-image /imagefile:C:\winpe_amd64\winpe.wim /index:<1> /mountdir:C:\winpe_amd64\mount
```
<1> は、.wim ファイルにある、選んだイメージの番号です。

/Add-Package オプションを指定した Dism コマンドを使って、Windows 機能を基本イメージに追加します。次の例に示すように、言語に依存しないオプションコンポーネントを追加してから、言語に固有のオプションコンポーネントを追加する必要があります。

  Dism /image:C:\winpe_amd64\mount /add-package /packagepath:"C:\Program Files (x86)\Windows Kits\8.0\Assessment and Deployment Kit\Windows Preinstallation Environment\amd64\WinPE_OCs\winpe-wmi.cab" 

  Dism /image:C:\winpe_amd64\mount /add-package /packagepath:"C:\Program Files (x86)\Windows Kits\8.0\Assessment and Deployment Kit\Windows Preinstallation Environment\amd64\WinPE_OCs\en-us\winpe-wmi_en-us.cab"

  Dism /image:C:\winpe_amd64\mount /add-package /packagepath:"C:\Program Files (x86)\Windows Kits\8.0\Assessment and Deployment Kit\Windows Preinstallation Environment\amd64\WinPE_OCs\winpe-hta.cab"

  Dism /image:C:\winpe_amd64\mount /add-package /packagepath:"C:\Program Files (x86)\Windows Kits\8.0\Assessment and Deployment Kit\Windows Preinstallation Environment\amd64\WinPE_OCs\en-us\winpe-hta_en-us.cab"

注意

オプションコンポーネントを追加する場合、言語に依存しないオプションコンポーネントと言語に固有のオプションコンポーネントの両方を含める必要があります。言語に依存しないオプションコンポーネントを最初に追加する必要があります。

省略可能: インストールされているオプションコンポーネントの一覧を取得するには、/Get-Packages オプションを使います。
基本イメージにインストールするオプションコンポーネントごとに、手順 2. を実行します。
Dism コマンドに /Get-Packages オプションを指定して実行し、現在のイメージ内のすべてのオプションコンポーネントを表示して、オプションコンポーネントがインストールされたことを確認します。次に例を示します。
```
Dism /image:C:\winpe_amd64\mount /get-packages
```
イメージを変更したら、イメージのマウントを解除し、イメージへの変更をコミットします。次に例を示します。
```
Dism /unmount-image /mountdir:C:\winpe_amd64\mount /commit
```
省略可能: イメージの準備が済んだら、リムーバブルメディアまたは固定記憶域にイメージをコピーします。詳しくは、「チュートリアル: Windows PE を CD、USB フラッシュドライブ、USB ハードドライブにインストールする」またはチュートリアル: Windows PE をフラット起動するを参照してください。

注意

Dism /Remove-Package コマンドを使ってオプションコンポーネントを削除すると、Windows PE イメージにオプションコンポーネントの機能が含まれなくなります。ただし、元のファイルはイメージ内に残ります。そのため、イメージのサイズは変わりません。イメージからこのファイルを削除するには、新しいイメージを作成する必要があります。

オプションコンポーネントを管理する方法について詳しくは、「オペレーティングシステムのパッケージサービスのコマンドラインオプション」をご覧ください。

カスタム Windows PE イメージを構築する方法の例については、「Windows PE のチュートリアル」をご覧ください。

DISM コマンドについて詳しくは、「イメージ管理のコマンドラインオプション」をご覧ください。

オプションコンポーネントを Windows PE に追加する方法

オプションコンポーネントを基本 Windows PE イメージに追加する

オプションコンポーネントを追加するには

関連項目

タスク

その他のリソース

オプション コンポーネントを Windows PE に追加する方法

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