テレメトリ ダッシュボードのトポロジおよびハードウェアの計画

Office 2013
 

適用先:Office 2013, Office 365 ProPlus

トピックの最終更新日:2016-12-16

概要: テレメトリ ダッシュボード展開のサイズ設定、トポロジ、ハードウェア、および帯域幅に関する推奨事項について説明します。

対象ユーザー: IT 担当者

テレメトリ ダッシュボードのコンポーネントを展開するときは、いくつかの要素を考慮する必要があります。考えられる要素として、監視対象のユーザーの場所や、テレメトリ プロセッサを実行するコンピューターのハードウェアの仕様などがあります。また、監視できるユーザーの最大数など、テレメトリ ダッシュボード展開でサポートされる上限を理解しておくことも重要です。この記事のガイダンスを参考にして、組織に適したサイズのテレメトリ ダッシュボード トポロジを設計してください。

重要重要:
この記事は、「Office 2013 互換性のコンテンツ ロードマップ」に含まれています。このロードマップは、Office 2013 の互換性の評価に役立つ記事、ダウンロード、スクリプト、およびビデオを参照する際の出発点として使用します。

この記事の内容

Office 2013 互換性の評価」を確認し、「テレメトリ ダッシュボードを展開する」および「Office テレメトリ ポスター」に記載されているテレメトリ コンポーネントについて十分に理解していれば、テレメトリ ダッシュボード トポロジを設計できます。

この記事で説明する推奨事項では、組織が次の状況に該当することを前提としていることに注意してください。

  • テレメトリ エージェントが 8 時間おきにデータをアップロードする (既定の設定)。

  • 各ユーザーは、テレメトリ エージェント を実行する 1 台のコンピューターを使用している。

組織がこれらの状況に該当しない場合は、トポロジを適宜調整するようにしてください。

テレメトリ ダッシュボードには、1 つのテレメトリ データベースおよびテレメトリ プロセッサと共有フォルダーの 1 組のペアが少なくとも必要です。次の図に示すように、これらは同じコンピューターでホストできます。このコンピューターは、テレメトリ ダッシュボードのコンポーネントのホスト以外の目的にも使用できます。

テレメトリ ダッシュボードのトポロジの最小要件

このイメージは最小のトポロジを示しています。


テレメトリ プロセッサ と共有フォルダーのペアには、さらに次の 2 つの要件が適用されます。

  • テレメトリ プロセッサには、常に専用の共有フォルダーが必要となります。1 つの共有フォルダーを複数のテレメトリ プロセッサで使用することはできません。

  • テレメトリ プロセッサと共有フォルダーの複数のペアを使用できますが、各ペアをそれぞれ別のコンピューターに格納する必要があります。テレメトリ ダッシュボード トポロジに作成できるペアの数については、次の「テレメトリ ダッシュボードのコンポーネントでサポートされる上限」を参照してください。

最適なパフォーマンスが得られるように、テレメトリ ダッシュボード トポロジが次の表に示す上限を超えないようにすることをお勧めします。

テレメトリ ダッシュボードのコンポーネントでサポートされる上限

テレメトリ データベースでサポートされる上限 テレメトリ プロセッサ と共有フォルダーの各ペアでサポートされる上限
  • 最大 100,000 ユーザーのテレメトリ データをホストします。

  • テレメトリ プロセッサと共有フォルダーのペアを最大 10 組ホストします。

  • 最大 30 人のテレメトリ ダッシュボード ユーザーをホストします。30 人を超えるユーザーをホストすることもできますが、一度に複数のユーザーがデータベースに接続しようとすると、データベースのパフォーマンスが一時的に低下する場合があります。

  • 最大 50,000 ユーザーのデータを処理します。

次の図は、サポートされる上限の範囲内で構成された実稼働環境のトポロジを示しています。テレメトリ プロセッサと共有フォルダーのペアには、それぞれ 50,000 人以下のユーザーがいます。このトポロジでは、テレメトリ データベースがサポートする最大ユーザー数の 100,000 ユーザーに既に達しています。この例では、3 台のコンピューターがテレメトリ コンポーネントをホストしています。

テレメトリ ダッシュボードの実稼働環境のトポロジ

このイメージは運用トポロジを示しています。

組織のユーザーが複数の地理的場所に分散している場合は、テレメトリ ダッシュボードのコンポーネントを展開する場所を決定するときに、次のガイドラインに必ず従ってください。

  • 1.5 Mbps (T1) 以上の帯域幅を持ち、待ち時間が 150 ms 以下のネットワーク上で、テレメトリ ダッシュボードのコンポーネント (ダッシュボード、テレメトリ データベース、テレメトリ プロセッサ、共有フォルダー、およびテレメトリ エージェント) をホストすることをお勧めします。

  • テレメトリ プロセッサ と共有フォルダーは、ペアごとにできるだけ近い場所に展開します (同じコンピューターに展開するのが理想的です)。

  • テレメトリ プロセッサと共有フォルダーの必要なペアが 1 組だけである場合は、ネットワーク上でデータを転送することによって発生するボトルネックを防ぐために、テレメトリ データベース、テレメトリ プロセッサ、および共有フォルダーを同じコンピューターで実行します。

  • テレメトリ プロセッサと共有フォルダーの複数のペアを使用する必要がある場合は、テレメトリ プロセッサの 1 つをテレメトリ データベースと同じコンピューターで実行します。残りのテレメトリ プロセッサは、それぞれ別のコンピューターで実行します。

テレメトリ データベースで 10,000 人を超えるユーザーをホストする場合は、SQL Server のパフォーマンスに関する一般的な推奨事項に加え、次の推奨事項も考慮してください。

  • 最適なパフォーマンスが得られるように、他のアプリケーションのデータベースをホストしていない専用のコンピューターに SQL Server を展開します。

  • 最適なパフォーマンスが得られるように、tempdb、テレメトリ データベース、SQL トランザクション ログをそれぞれ別の物理ハード ディスクに配置します。

  • ディスクへの SQL I/O チャネルが他のアプリケーション (ページング ファイルやインターネット インフォメーション サービス (IIS) ログなど) と共有されないようにします。

最初は 1 台の専用コンピューターでテレメトリ データベース、テレメトリ プロセッサ、および共有フォルダーを実行し、その後、テレメトリ プロセッサと共有フォルダーのペアをホストするコンピューターを追加して、トポロジをスケール アウトすることをお勧めします。次のいずれかを実行する場合は、テレメトリ プロセッサと共有フォルダーの新しいペアを追加することをお勧めします。

  • 50,000 人を超えるユーザーからデータを収集する。

  • リモート サイトからデータを収集する。テレメトリ プロセッサと共有フォルダーのペアは、できるだけエージェントに近い場所にインストールすることをお勧めします。

テレメトリ ダッシュボード 展開のハードウェアに関する推奨事項を次の表に示します。

テレメトリ データベースをホストするコンピューターのハードウェアに関する推奨事項

監視対象のユーザーと監視期間* RAM ディスク領域 プロセッサ

100 ユーザー/3 か月 (評価期間)

4 GB**

81 MB

1 Ghz 以上

100,000 ユーザー/1 年

8 GB**

14 GB

2 GHz 以上

100,000 ユーザー/1 年

32 GB**

107 GB

2 GHz 以上

*以前のバージョンの Office と Office 2013 のインベントリとイベントを含みます。

**テレメトリ ダッシュボード環境に必要なデータは分散しているため、RAM の推奨値は SQL Server で最小値として推奨されている値よりも大きくなっています。

テレメトリ プロセッサ と共有フォルダーのペアをホストする各コンピューターのハードウェアに関する推奨事項を次の表に示します。

テレメトリ プロセッサと共有フォルダーのペアをホストする各コンピューターのハードウェアに関する推奨事項

監視対象のユーザーと監視期間* RAM ディスク領域 プロセッサ

任意

4 GB

11 GB

1 Ghz 以上

*以前のバージョンの Office と Office 2013 の両方のインベントリとイベントを含みます。

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