Share via


レポート サーバーのコマンド プロンプト ユーティリティ

SQL Server Reporting Services には、レポート サーバーの管理に使用できる 3 つのコマンド ライン ユーティリティがあります。これらのユーティリティは、レポート サーバーをインストールする際に自動的にインストールされます。

注意

グラフィカル ユーザー インターフェイスのあるツールを使用する場合は、rsconfig や rskeymgmt ではなく、Reporting Services 構成ツールを使用できます。

Rsconfig ユーティリティ

rsconfig ユーティリティは、レポート サーバー データベースへのレポート サーバー接続を構成および管理する場合に使用します。これを使用して、自動レポート処理に使用するユーザー アカウントを指定することもできます。詳細については、「管理 (Reporting Services)」を参照してください。接続の構成の詳細については、「レポート サーバー データベース接続の構成」を参照してください。

Rskeymgmt ユーティリティ

rskeymgmt ユーティリティは、暗号化キー管理ツールです。このツールを使用して、対称キーのバックアップ、適用、再作成、および削除を行うことができます。このツールを使用して、レポート サーバー インスタンスを共有レポート サーバー データベースにアタッチすることもできます。Rskeymgmt は、データベース復旧操作で使用できます。対称キーのバックアップ コピーを適用すると、新しいインストールで既存のデータベースを再利用できます。キーを復元できない場合、使用しなくなった暗号化された内容を削除できます。機密データのキー管理とストレージの詳細については、「暗号化されたレポート サーバー データの格納」および「暗号化キーの構成と管理」を参照してください。

Rs ユーティリティ

rs ユーティリティは、スクリプト操作の実行に使用できるスクリプト ホストです。このツールを使用して、レポート サーバー データベース間でのデータのコピー、レポートのパブリッシュ、レポート サーバー データベースでのアイテムの作成などを行う Microsoft Visual Basic スクリプトを実行します。サーバー管理に使用するスクリプトの詳細については、「配置タスクおよび管理タスクのためのスクリプト作成」を参照してください。

注意

SQL Server 2008 R2 以降では、rs ユーティリティは、SharePoint 統合モード用に構成されているレポート サーバー、およびネイティブ モードで構成されたレポート サーバーで使用できます。以前のバージョンでは、ネイティブ モードの構成のみがサポートされていました。