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インスタンスのバージョンと履歴の指定

Notification Services のインスタンスを構成する際に、インスタンスのバージョン番号を指定したり、インスタンスの履歴を記述したりできます。

インスタンスのバージョン

インスタンスのバージョンを記録する場合は、Notification Services インスタンスの構成時にインスタンスのバージョン番号を指定します。独自の番号システムを選択できます。たとえば、バージョン番号を Notification Services の番号に一致させたり、独自のバージョン番号を使用してインスタンスのバージョンを記録したりできます。

インスタンスを作成および更新すると、Notification Services がインスタンス データベースの NSVersionInfo テーブルにバージョン番号を追加します。インスタンスを更新した場合、更新後のインスタンスは更新前と同じかまたはそれよりも大きいバージョン番号になる必要があります。

バージョン番号を指定しない場合、Notification Services は NSVersionInfo テーブルの最後のバージョン番号を使用します。データベースにバージョン番号が見つからない場合、Notification Services は 0.0.0.0 を使用します。

バージョンに関する推奨事項

インスタンス定義を更新するたびに、バージョン番号が増加されます。バージョン番号がデータベースの番号より古い場合、Notification Services が更新を許可しないため、古いインスタンス定義を使用したインスタンスの更新を防止できます。

インスタンスのバージョン番号の定義

XML で Notification Services インスタンスを構成している場合は、インスタンス構成ファイル (ICF) でバージョン番号を指定します。Notification Services のインスタンスをプログラムで構成する場合は、Notification Services 管理オブジェクト (NMO) を使用してバージョン番号を指定します。

インスタンスのバージョンを定義するには

インスタンスの履歴

インスタンス定義の作成日時および最終更新日時の記録が必要になる場合もあります。この情報は、ユーザー独自の使用を目的としたものです。Notification Services はインスタンスの履歴を使用せず、インスタンス データベースにこの情報を格納することはありません。

ICF で Notification Services インスタンスを構成している場合、ICF スキーマが作成日時と最終更新日時を記録するための要素を提供します。

プログラムで Notification Services インスタンスを構成している場合、インスタンスの履歴をコメントに記録できます。インスタンスの履歴に使用するオブジェクトやプロパティはありません。

インスタンスの履歴を定義するには

参照

概念

インスタンス名の指定
データベース システム名の指定
インスタンス データベースの定義
アプリケーションとインスタンスの関連付け
カスタム配信プロトコルの定義
配信チャネルの定義
引数の暗号化の構成
インスタンス構成ファイルでのパラメータの使用

その他の技術情報

Notification Services のインスタンスの構成
Version 要素 (ICF)
Major 要素 (ICF)
Minor 要素 (ICF)
Revision 要素 (ICF)
Build 要素 (ICF)
インスタンス構成ファイルのテンプレート

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手