APP_NAME (Transact-SQL)

現在のセッションがアプリケーションによって設定されている場合、そのアプリケーションの名前を返します。

セキュリティに関する注意セキュリティに関する注意

アプリケーション名はクライアントによって指定され、どのような方法でも検証されません。 セキュリティ チェックの一部として APP_NAME を使用しないでください。

トピック リンク アイコン Transact-SQL 構文表記規則

構文

APP_NAME  ( )

戻り値の型

nvarchar(128)

解説

異なるアプリケーションに対して異なる操作を実行する場合は、APP_NAME を使用します。 たとえば、異なるアプリケーションに対して異なる日付書式を設定したり、特定のアプリケーションに情報メッセージを返したりします。

Management Studio でアプリケーション名を設定するには、[データベース エンジンへの接続] ダイアログ ボックスで、[オプション] をクリックします。 [追加の接続パラメーター] タブで、app 属性を ;app='application_name' という形式で指定します。

使用例

以下の例は、この処理を起動したクライアント アプリケーションが SQL Server Management Studio セッションであるかどうかをチェックし、日付を US 形式または ANSI 形式のどちらかで指定します。

USE AdventureWorks2012;
GO
IF APP_NAME() = 'Microsoft SQL Server Management Studio - Query'
PRINT 'This process was started by ' + APP_NAME() + '. The date is ' + CONVERT ( varchar(100) , GETDATE(), 101) + '.';
ELSE 
PRINT 'This process was started by ' + APP_NAME() + '. The date is ' + CONVERT ( varchar(100) , GETDATE(), 102) + '.';
GO

関連項目

参照

システム関数 (Transact-SQL)

組み込み関数 (Transact-SQL)