Lock Pages in Memory オプションを有効にする方法 (Windows)

Windows ポリシーの Lock Pages in Memory オプションは、既定で無効になっています。Address Windowing Extensions (AWE) を構成するには、この特権を有効にする必要があります。このポリシーにより、プロセスを使用して物理メモリにデータを保持できるアカウントを指定し、ディスク上の仮想メモリへのデータのページングを防止します。32 ビット オペレーティング システムでは、AWE を使用しないでこの特権を設定すると、システムのパフォーマンスが大きく低下する可能性があります。64 ビット オペレーティング システムでは、メモリ内のページをロックする必要はありません。

SQL Server が使用するアカウントに対してこのポリシーを有効にするには、Windows グループ ポリシー ツール (gpedit.msc) を使用します。このポリシーを変更できるのは、システム管理者だけです。

サーバー メモリの最大値を記載した表については、「メモリ アーキテクチャ」を参照してください。

lock pages in memory オプションを有効にするには

  1. [スタート] メニューの [ファイル名を指定して実行] をクリックします。[名前] ボックスに「gpedit.msc」と入力します。

    [グループ ポリシー] ダイアログ ボックスが開きます。

  2. [グループ ポリシー] コンソールで [コンピュータの構成] を展開し、次に [Windows の設定] を展開します。

  3. [セキュリティの設定] を展開し、[ローカル ポリシー] を展開します。

  4. [ユーザー権利の割り当て] フォルダをクリックします。

    ポリシーが詳細ペインに表示されます。

  5. 詳細ペインで、[メモリ内のページのロック] をダブルクリックします。

  6. [ローカル セキュリティ ポリシーの設定] ダイアログ ボックスで、[追加] をクリックします。

  7. [ユーザーまたはグループの選択] ダイアログ ボックスで、sqlservr.exe の実行権限のあるアカウントを追加します。